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【疼痛②】妊娠中の腰痛について
皆さんこんにちは、ほけんがかりへようこそ!
疼痛記事担当のとみちゃんと申します☺
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本日は「妊娠中の腰痛」についてお話しさせていただきます。
以前私の周りにいる妊婦さんやママさんに対して、体の悩みについて聞いたところ、大半の方が「腰痛」と答えていました。
それもそのはず!
妊娠時の腰痛の発症率は、60~80%程と高確率に認められています。
妊娠時に発症する腰痛の原因は、大きく2つに分けられます。
①身体変化によるもの
身体の変化として、
妊娠12週から子宮の増大や体重の増加、
16週目から下腹部が膨らみ始める。
妊娠21週目以降からはさらに子宮が増大しお腹が前に突き出る。
お腹が前に出て腰を反らせた姿勢(=スウェイバック姿勢)は、
腰部や骨盤部への圧迫をさらに強めてしまい、重心を上前方に変位させるため腰痛を引き起こしてしまう。
②ホルモンの影響
妊娠すると「リラキシン」という女性ホルモンが分泌されます。
このホルモンは、骨盤などの関節や靭帯を緩めて赤ちゃんをスムーズに通すための準備をします。
リラキシンの分泌が増えることによって、骨盤や腰椎の関節・靭帯が緩み,
骨や骨間の結合が広がり、腰痛が起こりやすくなります。
特に妊娠20~31週(妊娠中期~後半)にかけて腰痛の発症率が高く、
痛みの程度も大きいと報告されています。
そして、妊娠時の腰痛発生は一時的なものととらえられており、医療機関への相談率は少ないようです。
しかし、産後一か月後でも44%、産後3年経過しても17%の妊婦さんが腰痛に悩んでいるそうです。
さらに「子供を抱く・あやす・授乳」など母親としての役割という
“心理的負担やストレス” も腰痛を引き起こす要因に!!
◎妊娠初期から体をひねる運動や中腰姿勢を避けながら、腰部への負担を軽減するような生活を送り、腰痛予防をおこなっていくことが大事です。
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いかかでしたか?
今回は「妊娠中の腰痛」についてお話しさせていただきました。
最後まで読んでいただきありがとうございました★