徒然なるままに・・・073_20220910
仕事をしすぎる人の分析
今日は「仕事をしすぎる人」の分析をしてみる。
忙しい毎日ではあるが、忙しいからこそ自分の頭を空にしたいために書きだしているともいえる。早く寝ればいいのに。
私の職場では毎日いろんなトラブルが起こる。仕事の内容というよりやはり人間関係だ。
仕事人間の私としては、自分に一番向かない人は「仕事をしない人」と前に書いたが、「仕事をしすぎる人」ともたまにトラブルを起こす。
私自身、どちらかというと仕事をしすぎる人に部類される。よって、時には自分が気がつかないうちに他人の領域を侵し、トラブルの種になっているに違いない。
今日は自分のことではなく(自分のことは冷静に客観視できないと思うから)、他人の行動から分析してみようと思う。
私の近くに「仕事をしすぎる人」がいる。
彼女ということにしよう。
彼女は仕事はそこそこできると思う。ここで注意したいのは仕事をし過ぎる人が仕事がとてもよくできる人とは言えないことだ。
彼女は仕事が好きなんだと思う。とても勉強熱心である。
ただし、自分がしなければならない仕事としなくてもいい仕事の区別はついていないようだ。1日8時間のうち、自分の仕事に集中している時間が100%かといえばそうでないような気がする。他の人の仕事が気になって、自分ならこうするのに、と思って、自分が関わることでその業務の質が向上し、自分が組織に貢献していることを確認したがる節がある。
仕事を好き嫌いで判断し、気分のままに仕事をしているため、浮き沈みが激しい。極端に疲れやすい。すっごい元気がある日もあれば、朝から疲れまくっている日もあり、バイオリズムが目に見えて業務に影響している。
私はこの人と関わる時と放っておく時とを明確に分けている。
人が驚くほど元気になりすぎている時と、あーこのままいくとしばらく休んでしまうんではないだろうかと極端に下がってしまっている時、この両極端の時に目をかけるようにしている。それ以外の時には基本放置。無視、といってもよい。
彼女の一番面倒臭い時期に関わるので、正直疲れる。しかし、この人のトータルバランスを整えてあげることがお互いのためになる。
張り切りすぎている時は、承認欲求が超過している時。この場合にはとにかく褒める!褒めまくる!あなたはすごい、偉い!よく頑張っている!
でも嘘はつかない。普段思っていることを口に出してあげるだけだ。毎日褒めてあげられるわけではないから、放置の期間の分をプラスして褒めてあげる。放置していてもちゃんとあなたの頑張る姿は見ていましたよ、と。
一方でやる気がある時は、とても愚痴が多くなる。人の悪いところばかりが目につくようだ。こうなれば黄色信号。おそらく自分のするべき範囲を超えて、興味の対象が自分の仕事の外に向いてしまっている。自分の仕事に目を向けず別の分野に心を奪われているため、ここはあなたが関係する範囲ではありません、と伝える必要が出てくる。これを伝えるタイミングと言葉選びにとても気を遣う。せっかくやる気を出しているところに水を差すものだから、悪役に徹さなければならない覚悟も必要となる。でも皆のためだ。やる気のピークを越えると、結局体力と精神を使い果たし休んでしまうから。
少しトーンダウンを図り、平常に戻す。
ある時、彼女とは別の要因で彼女の気分を下げる出来事が起こる。彼女はとても優しい人なので、他人からの影響も受けやすい。どんどん気持ちが下がっていく。この場合も人の課題の範囲に入り込んでいることが多い。なので、そこから引っ張り出してあげる作業が必要。
まずは、よく頑張っていることを認めてあげる。彼女の悩みを共有してあげる。どうして彼女が落ち込んでいるかを理解してあげる。そのうえで、それってあなたの問題ではないんじゃないの?と気づかせてあげる。その問題を手放すように促してあげる。心の負担を軽くしてあげる。
とりあえず1日休んだら?と提案し、痛手を最小限に抑え、また平常に戻す。
自分では他人にこのようにして対策を練っているつもりだが、もしかしたら私自身、誰かのお世話になり、自分では気がつかないうちに救われていることだってあるかもしれない。
結局、仕事を一生懸命やっていても、自分一人では完結することはなく、周囲の人との関係で成り立っていることだ。支え、支えられの相互の協力により日々を穏やかに過ごしている。周囲に感謝だ。
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