明日の種をまく 061_20231109
うぉん八、金八を語る4
『3年B組金八先生』第2シリーズの感想のつづきです。
唐突になんのこっちゃ?と思われた方は、まずこちらの記事でご確認ください。
https://note.com/wom_nosuke/n/n786783eddde4
『3年B組金八先生』第1シリーズの感想はこちらです。
前回投稿した『3年B組金八先生』第2シリーズの感想はこちらです。
今日は最初に謝りたい。
前回の第2シリーズの感想が、中途半端で、全くダメダメな記事だったということだ。
・・・というのも、私が一番書きたかったことが入っていなかった。
なんたる失態。
「第2シリーズが一番好きでした」とコメントをくださった方もうぉんのすけの感想はこの程度か、とさぞガッカリされたことであろう。
私の記事はいつも徒然なるままに書いているため、時々不完全になる。
えっ?こんな感想文もですか?と言われると本当に面目ない。
なぜ、書こうと思っていたことを失念してしまったのか。本気度が問われるところである。反省。
・・・ということで、「次はスペシャルの感想を」と書いて締めくくった第2シリーズ。申し訳ないが、仕切り直して、続きを書かせていただきたい。
加藤優(まさる)の非行については、前回の感想でも書かせてもらったが、肝心の「なぜ彼が改心したのか」という部分について触れていなかった。
それは、金八先生が加藤に放った一言だと思っている。
それが教育の原点だと言われればそうだと言っても過言ではない。
「君たちには学校で学ぶ権利がある」
と金八先生は加藤に言った。
加藤は学校が嫌いではなかった。
お父さんが病気(だったかな?)で亡くなるまでは、小学校で成績もよかったと作中で説明があったように思う。
お母さんが家計を支え、加藤自身は新聞配達などのバイトをしてお母さんを支えていた。
ところが「悪」というレッテルを貼られ、彼自身を見ずに表面だけで評価するだけの学校や教師に嫌気がさし、どんどん非行の道に進んでいった加藤。
本当は学校という場所を好きだったかもしれない。
勉強も「分かる」という成功体験から嫌いではなかったかもしれない。
そんな彼に金八先生は「教育を受けさせる義務は学校や親にあるのであって、君が教育を受ける義務を負っているわけではない。君にあるのは教育を受ける権利だ」と説明をする。
金八先生から「教育を受ける権利があるのだから、学校に来ていいんだよ」と声をかけられた加藤は、ハッとし、少しずつ気持ちを変化させていく。
そういう彼は常に仲間を思い、クラスの仲間を助けようとし、生徒の権利を奪おうとする大人たちに歯向かい、段々学校という場所に馴染んでいった。
私は、加藤の「腐ったミカンの原理」や「卒業式前の立てこもりによる逮捕」より「教育を受ける権利」について語りたかったのに・・・
これだけは書いておきたかったので、予定を変更してお届けしました。
タイトル画像は、仲良くさせていただいているnoterさん温水温(ぬくみず ゆたか)さんの作品です。