Present
「もうすぐクリスマスだね」
ときみは言った
この年のクリスマス
ぼくは光り輝くダイヤの指輪と
あまーいプロポーズの言葉を
きみにプレゼントした
正月に家族で顔あわせ
1月のきみの誕生日に合わせて挙式した
数少ないぼくの友人とたくさんのきみの友人が
結婚式に出席してくれたね
そもそもぼくときみが出会ったのは
ぼくたちの友人からの紹介だった
ぼくはきみが出席していた会議で
人生初めてのプレゼンテーションをしたんだ
全然うまくいかなくて部長から怒られたけど
きみはぼくのプレゼンスに価値を見出してくれたんだ
ありがとう
ぼくってそんなに存在感があるのだろうか
結婚してもうすぐ1年になる
そして昨日あたらしい命が誕生した
神さまからのプレゼントだった
いま
ぼくはきみの夫であり
子どもの父でもある
ぼくの「今」が
何よりのプレゼントだ
ぼくにはもうプレゼントは必要ない
ぼくにはきみたちとの時間があるからね
出会ってくれてありがとう
ぼくは今まさに生きている
「present」にはいろんな意味がある
今を生きること、それがなによりのプレゼントである
昨日はそんなことを思って、インスタントフィクションを作ってみた
ただの「present」の乱用にすぎない(笑)
「うぉんのすけ 一人文化祭」開催中
<1年前の”種まき日記”>
昨年も10月は一人文化祭。インスタントフィクションを連発している。
今日も「お母さんに反発する小4男児の姿」を見た。お母さんって本当に大変ですね。
<2年前の”つれづれ日記”>
「公」については今でもよく考える。
今は「私」が強い時代となり、「公」を大事にする気持ちが生まれにくくなっているのではないかと思う。
マイケルサンデル教授の「Justice(正義)の話」は本当に難しい。でもいろいろ考えるのは好きだ。
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