ほのぼの生きる 152_20230621
「恐怖心」増殖中
私は小さいときから「喜怒哀楽」が激しいと言われてきた。
別の言い方をすると「感情が豊か」ともいえる。
でもよくよく考えると「哀」(悲しい)の感情は他の感情に比べると少ない気がする。
私の場合、楽→喜→怒→哀の順番だ。
「怒」に関しては歳をとるにつれて、激減した。
もともと短気で、いろんなことに「怒」っていたのだが、そういう気分がなくなってきている。
「怒」に関してはまた別の機会に書くかもしれない。
さて、そんな激減した「怒」と「喜」の間に、確かな感情がある。
それが「怖」という感情だ。
「怒」に反して、「怖」という感情は、年齢とともに増加傾向にある。
私は近々海外旅行に出るのだが、まずもって「飛行機」が怖い。
普通は「落ちるかも」とかそういう恐怖なのかもしれないが、私の場合は、「物理的に離れる」ことが怖いのだ。
つまり「移動」が怖い。
自動車でも移動することはあるし、JRや船だって。極端な話、歩くだって移動だ。
でも「陸つづき」という安心感がある。
この日本を出る時に「恐怖」を感じる。
もし帰ってこれなかったらどうしよう。
胸が極端にザワザワする。
私は今回の海外旅行が初めてではない。何度も経験しているはずなのに、やっぱり「怖い」のだ。
韓国に赴任した時、シドニーに赴任した時、この時の号泣話はまた別の機会に譲ることにする(それぞれ1つの記事が書けそうだから・・・)
私はなぜ自分がこんなに「怖い」のか、他の人は大丈夫なのか、それ自体が不安になり、ネットで検索してみた。
こういう恐怖のことを「分離不安障害」っていうのかな?
「執着しているものから離れる恐怖」
夫は「恐怖はデフォルト」だと笑って言う。
若くして父親を亡くしてしまった夫は、少し怖がりのところがある。
幽霊とかそういうものではなく「人が急にいなくなる怖さ」
私は実家を離れて久しい。
もう10年以上も実家から離れているというのに、いまだに時々「恐怖」に襲われる。
結婚してからも「ホームシック」?
笑われそうだな。
でも、確かに私の中に「ホームシック」は存在する。
母親との距離が無性に怖くなることがある。
死んでたらどうすんねん?と思うが、それはまだ母が元気だから検証できていない。
「母親と離れることがこんなに怖いものなのか」
これは表現しにくい感情だ。
それ(恐怖)は、夜、寝る前に突然やってくる。
自分の体が存在しない感覚。
ザワザワ・・・
自分の体はどこにあるべきなのか、分からない感覚。
実家や母のことを思えば思うほど、胸がギューっと締め付けられる感覚。
悲しいとも違う、泣きたいとも違う、ただ「怖い」のだ。
普段はやることがたくさんあって、気にならない。
夫もいてくれるし、毎日幸せだし、気にすることはない。
ふとした時にやってくる「恐怖感」
この恐怖感と飛行機の出発前の恐怖感はとてもよく似ている。
自由を求めて旅に出るクセに、執着するものに囚われて怖くなる。
なんとも言い難いこの感情。。。
私は「怖いもの知らず」「無鉄砲」と言われることの方が多いが、それは「怖さ」の種類が異なるからなのかもしれないな。
海外に行っても、初めて見ること、することに対してはほとんど抵抗がない。恐怖心もない。
自分の存在がどこにあるか
見失った時にだけ恐怖を感じる
これって変かな~
ちなみに・・・ホラーはめっちゃ苦手です(笑)