明日の種をまく 084_20231204
映画の感想(2023総括04)
今年は例年に比べ、よく映画館に行ったなという話。
年に4回。
これはうぉんのすけ夫婦にとっては結婚して以来の快挙である。
外食からの映画(レイトショー)デートは、なかなか楽しかった。
まずは7月末(1年の後半に4回も観たということか)
『THE FIRST SLAM DUNK』
3Dに頭と目が酔ってしまったという感想はこちら。
続いては9月の初めに『キングダム 運命の炎』を観た。
シリーズ2を観ずしての3。1が良かったなという感想はこちら。
10月中旬に『君たちはどう生きるか』を観た。
こちらについては、結局、感想をかけないままだった。
映画の感想だけを書けばよかったのに、原作をもう一度確認しよう、なんて考えちゃったものだから、そのままになってしまっている。
そもそも原作じゃなくて、私が持っているのは、羽賀翔一さんが描かれた漫画なのだけれど。
話題作ではあったが、私はジブリの作品で一番好きなのは『となりのトトロ』というちょっと可愛らしいのがタイプのため、今回の作品は私の好みであるとは言えない。個人的には『千と千尋の神隠し』に一番近い感じなのかなと思う。宮崎駿監督が描く精神世界。主人公は子どもではあるが、その子どもを悩ます精神世界とやらは、言葉では上手く表現できないからあのような映像で世界感を出すしかないのだなぁと思う。
機会があれば単独で感想を書きたいけれど、ちょっと難しいかな。
さて、今年最後の映画は『ゴジラ -1.0』
これは夫の希望で観た。
知らなかったけれど、ゴジラって生誕70周年なんですね。
うちの義母と同い年。
ということは戦後生まれ。
なのに、今回はちょうど終戦直後が背景となっている。
生まれた年よりも早いから「-1.0」なのか?と思ったけれど、戦後復興の最中にゴジラによってまた町が破壊されたからという説がある。
ところで、私が小さい時の記憶では、ゴジラって人間とでなく、キングギドラとかモスラなど他の生物と戦っているイメージが強い。
ウルトラマンと仮面ライダーとゴジラだったら(という比較はいいのかどうかは別として)、ウルトラマンが好きだった私はゴジラに対してあまりいい印象をもっていない。
20代の頃に女の友だちと一緒に『ゴジラvsデストロイア』を観たような・・・薄っすらとした記憶しか残っていないな。
最近では平成28年に『シン・ゴジラ』を観た。
あれは好きだった。私が好きな「組織論」が満載だったからだ。政府をだいぶ揶揄ってるのが爽快だった。本当にありそうだから怖いなぁ、なんて思ったりして。
キャストが華やかで、とにかくたくさんの俳優さんが出ていたなぁという印象。
なかでも私のお気に入りは、市川実日子さんと高橋一生さんの調査員。
こういう技術的に長けている人たちがいて、世の中は成り立っていると思う。
石原さとみさんのキャラもなかなか面白かった。
肝心のゴジラは、「カマタくん」でビビッてしまった。ゴジラ、怖い。
さて、今回の『-1.0』はそれに比べるとメインとなるキャストはとても少ない。その分、主人公にぐーーーっとフォーカスがあたり、彼の心情がとても豊かに表現されている。
『シン・ゴジラ』が組織(日本国)vsゴジラとすると、『-1.0』は一人の男vsゴジラという感じ。もちろん『-1.0』も大勢の人が関わり、皆で戦うことには間違いのないのだが、戦争を生きた一人の男の生き様が私のような観客の心を掴む、そんな作品であった。私は『永遠のゼロ』も好きな映画であったが、同じ監督なだけあって、ちょっと思い出すところがあるなぁという感じであった。
機会があればぜひ観てみてください。
私は『シン・ゴジラ』も『ゴジラ-1.0』もどっちも好きです。
でも、どっちのゴジラも嫌いです・・・怖いもんっ
タイトル画像は、仲良くさせていただいているnoterさん温水温(ぬくみず ゆたか)さんの作品です。
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