新感覚ライブ「MUSER SHOWCASE LIVE」参加レポート
spotifyで発見したMime(マイム)さんというオシャレなバンドを見るべく、4月14日(日)にあるイベントに参加してきました。
そのイベントの試みがとても興味深く面白かったのでレポートさせていただきます。
その試みとは「オーディエンスの応援がリアルタイムで演出に反映されるライブ」です。
これには「MUSER」というサイトを使うのですが、MUSERはチケット販売サイトでもあります。
ライブチケットを販売するシステムとイベントで使うシステムが同じサイトに集約されてる事がまず秀逸だなと感じますが、参加してみて、この演出・応援システム自体も新感覚で楽しかったです。
まずライブ会場の入り口で「YELL」700回分のQRコードが無料でもらえます。
これを読み込むと自分のMUSERアカウントに700回分のYELLが付与され、これを元手に自分が好きなアーティストを応援します。
ライブではステージ後方に大スクリーンが掛けられていて、そこにVJが投影されています。
観覧者がライブの最中にMUSER上で「YELL」を送ると、その数に応じてスクリーンの数値が増えていきます。
ライブが始まり、YELLが押されると四角い波紋のようなグラフィックが現れたり↓
YELLをまとめて数百回分押す機能もあり、それが押されたりキリ番を超えたりするとVJの映像がリアルタイムで豪華になっていきます↓
それ以外にもいろんなグラフィックのパターンで演出されます↓
こんなのも↓
コメントを送信する機能もあり、コメントを送ると一気に10YELL送れ、送ったコメントは映像に流れてきます↓(「かわいい」というコメントが流れてきている瞬間の写真です)
YELLを送る操作画面はこんな感じ
右下のオレンジのボタンを1タップすれば1YELL送れます。送るとすぐにスクリーンに四角い波紋が出てきて、かなり反応は早かったです。
コメントはボタン横のフォームに入力すると送信ボタンが確か出てきたと思います。
スクリーンのVJが変化するという仕組みは予想の範囲内だなと言う人がいるかもしれませんが、自分の操作がリアルタイムでライブの演出に反映されるというのは思っていた以上に新しい感覚で、楽しかったです。
四角い波紋と一緒に自分のアイコンがスクリーンに薄く出てきたり、慣れるとサビのタイミングでYELLを沢山押したりして、ライブ演出の一部になっている感覚が味わえました。演者側の一員になっている感覚です。
YELLを送り終えて残YELL数がゼロになると追加購入できる画面が出てきます。
価値を感じたアーティストに還元したい気持ちをしっかりと行動に反映できるようになっていて、とても素敵だなと思いました。
さらに面白いのが、たくさんYELLを送ったアーティストに紐付いた「ポテンシャルカード」というものが貰えるのですが、これの価値がアーティストが獲得したYELL数に連動して上がっていきます。株みたいですね。
私がYELLをたくさん送ったMimeさんは500→582に上がりました。ポテンシャルカードは今後、アーティスト毎に考えられた特典と引き換える事ができるようになるそうです。
昨今ではデビュー当時からアーティストを応援してきた人と、人気が出てから応援をし始めた人に差が無いのが音楽ビジネスの中で課題と考えられる部分がありましたが、その課題を解決できる可能性を秘めていますね。
特典に関しては例えば「アーティストとイチゴ狩りに行ける権利」とか「バックステージツアー」とか「楽曲制作に参加できる権利」とか、コンテンツの作り方しだいで面白くしていけそう。
今後の課題としては、ステージ演出の変化がVJ以外の箇所でも作れたらいいなということと、スクリーンに映す数値の位置をもっと上の方にしないとアーティストと重なって見えにくいか・・な・・あたりですかねw
ちなみにライブ公演中以外にもアーティストを応援できる「カードマーケット」という機能も昨日(2019/4/14)リリースされたそうで、がんがんアップデートしていらっしゃいますね。
とても新鮮なチャレンジでこれからの音楽シーンに刺激を与えうる、素敵な試みだと感じました。これからも注目していきたいです。
MUSERはこちら
Mimeさんホームページはこちら
めっちゃカッコおしゃれなMimeさん。アーティストサイドでファンが増えそうな予感。
ありがとうございました。
Wolf Boy
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