子どもに教えられたこと~いつだって自分は自分である~
こんにちは。ヲキタです。
私にはもうすぐ1歳になる娘がいます。娘が朝起きてきたら、まずオムツを替えて着替えさせるのですが、物心のついていない子ども(特に赤ん坊)ってどんな服を着ていようが汚しまくるし、ある程度の着心地と動きやすさがあれば、着ている服によってふるまい方を変えることはほとんどありませんよね(少なくとも、うちの子はそうです)。
今日お話しするのは、「子どもはいつでもその子自身なんだなぁ」と気づき、自分もそうありたいと思った話です。
お出かけ着でも部屋着でもニコニコのわが子
分けていない人もいるかもしれませんが、我が家では子どものお出かけ着と部屋着とを分けています。外出する予定が無い日は部屋着、外出する予定がある日はいつもより少しかわいらしかったり、キレイでおしゃれだと思ったりするお出かけ着を着せる、という具合に。
友人の家に遊びに行く予定だったある日も、上記のルールに則ってお出かけ着を着せました。しかし、その後朝食を食べさせたときには食べこぼしたご飯で服はぐちゃぐちゃに。もちろん、食べこぼしをキャッチするためのビブはつけていましたが、それだけでは守り切れなかったようです。
まだ幼い彼女は「今日はいつもよりキレイな服を着ているから」とお行儀よく過ごすこともなく、いつも通り、食事を手づかみで食べたり、食事中に口の中に手をつっこんだりしていました。
「あーあー」
と私は思いながら片づけをしていたのですが、当の本人はニッコニコ。
なんとも楽しそうな顔をしています。
そこでふと、「赤ん坊は、着ている服によってふるまい方が変わることもないし、機嫌が変わることもないんだな」ということに気付きました。
どんな見た目の服を着ていても着ていなくても、その子はその子
もっと言うならば、洋服を着ていない裸の時と、洋服を着ている時の体の動かし方、ふるまい方にもあまり違いがあるようには見えません。
体の伸びをしたり、あくびをしたり、ハイハイをしたり。
いつだって自分のしたいように動いている、自由さがあります。
それはつまり、
いつでもその子はその子自身である
ということがちゃんとわかっているということなんじゃないかな、と思いました。服を着ていようがいまいが、どんな見た目の服を着ていようが、その子はその子でしかない。
もちろん、わが子の見た目は少しでもかわいくしたいと思うのが親心。
しかし天真爛漫に動き回る当の本人たちは、動きやすければなんでもいいとさえ思っていそうな印象を受けます(本当のところはわかりませんが笑)。それはつまり、着ているものの見た目によって自分が左右されないということではないでしょうか。
物心ついたお子さんは自分の着る服にこだわりがある子もいるかもしれません。小さな赤ん坊でも、着心地の悪い服を着ているともしかしたらそのふるまい方や機嫌は変わるかもしれません。
しかし、物心ついていない赤ん坊は、着心地の良い服を着てさえいれば、見た目はあまり気にしていないんじゃないかなと思います。
大人は着ているものによってふるまい方が変わる
では、大人はどうでしょう?
裸で過ごすという文化を持つ一部の人々をのぞいて、地球上の多くの人たちは服を身にまとって生活をしています。
そして普段はラフな服装であっても、式典の時には格式高い服を着たり、外出するときにはいつもより念入りにおしゃれをしたりする人が多いと思います。私も外出するときにはいつも以上に見た目に気をつかいますし、自分がオシャレだと思う服を身に付けます。結婚式の時にウエディングドレスを着
ましたが、自然と動きがおごそかなものになっていました。
また、ウエディングドレスを着た自分を見て、すごく特別な存在に感じたことを覚えています。このように、着ているものによって気分が左右される人も多いのではないでしょうか。
もっとも、服装に無頓着な人もいるでしょうし、この限りではありませんが
外見を変えたことで、周りからの反応も変わったという経験がある人も多いでしょう。
オシャレは大事。いつでも自分自身であることも大事
自分の気に入った服を着て気分が上がったり、いつもより丁寧にふるまったりするようになるのはとても良いことだと思います。私もオシャレが大好きなので、オシャレすることを否定するつもりはありません。
ですが、
豪華な服に身をつつんでいたとしても
そうでない服に身を包んでいたとしても
まったくの別人にはなりえない。
いつでも
「自分は自分」
なんです。
着るものによって、別人になったかのように感じることはあるでしょう。
また時には元気をもらったり、勇気をもらったりすることもあるでしょう。いつもはできなかったようなことがもしかしたらできるようになるかもしれない。それまでの自分から変わるかもしれない。服の力は絶大です。
自分はいつでも大切な存在
身なりを気にするな、と言いたいのではなく
(むしろ身なりを整えたり、オシャレをすることは自分を大事にするうえで、とても大切なことだと思っています)
たとえどんな見た目、身なりであっても
誰だって特別な存在であるし
自分がいちばん大事にするべき、自分自身なんです。
物心つく前の子どものように
いつでも自分らしくあること
を忘れずにいたいものだなぁと、
無邪気に服を汚すわが子を見て思いました。
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