![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/172025933/rectangle_large_type_2_0a2eff9188c1c5538810d8f91521e33c.png?width=1200)
顔色ばかり伺う日々。
職場には、顔色で天気を操れると言われるお局様がいる。彼女の機嫌がいい日は晴天、悪い日は大嵐。私たち社員の1日は、朝の「お局様の顔色確認」からスタートする。
でも、お局様の顔色チェックって案外難しい。笑顔っぽくても目が笑ってないときがあるし、普通の顔に見えても、実は雷雲がたまっていることも。「気象予報士になれるかも」って思うくらい、私は日々彼女の気分を予測している。
でも、気を使いすぎるって本当に本当に本当に疲れる。
何をしても「これで大丈夫かな…?」と不安になる自分がいる。
お局様の機嫌が気になりすぎて、業務中にミスをすると、「ほら見たことか」的な目で見られる。
もう、ミスのたびに心のHPが削られていく感じ。
最近では、私自身に気を使いすぎている自分にさえ疲れてくる。
たとえばランチの時間。普通ならリフレッシュの時間なのに、「どの席に座ればお局様の雷が落ちないか」を計算するのが癖になっている。
結果、疲れた心を癒やすはずのご飯も、味がわからなくなる始末だ。
そんな日々が続くと、「この気遣い力、もっと別の方向で活かせないの?」と思ってしまう。お局様の顔色を伺う達人スキルを持った自分が、接客業でもっと輝ける気がする。いや、むしろ「お局様対応マニュアル」を作って売り出せば副業が成り立つかもしれない。
もちろん、「気遣いのプロ」になれた自分に誇りを持つこともあるけれど、たまには自分の心も休ませたい。
でも、これだけは言える。
気を使いすぎて疲れた日は、お風呂でぼーっとしながら自分を褒めるようにしている。今日もよく頑張った、自分。地雷を踏み抜いた日でも、生き延びた自分をちゃんとねぎらうのが大事だ。
そんな感じで、今日もお局様の顔色を伺いながら、時々自分をねぎらいつつ、明日も頑張ります!