「学校で受ける授業」について思うことと自身の考え
こんにちは!WKTです。
僕は現在、非常勤講師として学校現場で働いています。
教科は保健体育で今年から2年目になります。
今日は僕が目指す理想の授業について書いていこうと思います。
皆さんは「学校で受ける授業」と聞いてどんな様子をイメージしますか?
ただ先生の話を聞いているだけの授業
好きな教科の授業は楽しいけど嫌いな教科の授業はつまらない
睡眠時間
・・・・・。
中には
みんなで話し合いながら進める楽しい授業
新しい発見がたくさんあった授業
いつも楽しみにしていた授業
などもあったかもしれません。
しかし僕自身、学生時代の授業を振り返ってみると先に述べたようないわゆる
つまらない授業
の方が多かったような気がします。
(もちろん楽しい授業、今でも印象深い授業もありました!多忙の中、授業をしてくださっていた当時の先生方には本当に感謝をしています。その上で自分が教員になって授業に対して思うことを書いていきます。)
では、なぜ多くの授業がつまらないと感じていたのか?
自身の経験をもとにすると主に2つの理由が考えられます。
1 目的がない
2 感情が動かない
それぞれ説明していきます。
まず一つ目の、目的がない
これはシンプルに、なんのために勉強をしているのかわからないまま授業を受けていたということです。
おそらく多くの大人が一度は
学生時代もっと勉強をしておけば良かった
真面目に授業を聞いていればよかった
と学生時代の自分の行いを後悔したことがあるのではないでしょうか?
そうです。多くの人が大人になってから学ぶことの重要性に気づきます。
それは、社会に出ていろんな経験をしたり、学校という組織から卒業し新たな組織・集団に属して初めて見たり聞いたりするものの影響からそう感じるのだと思います。
二つ目に、感情が動かない
脳は良くも悪くも
自分の感情が動く出来事や経験を優先して記憶します。
今、あなたが没頭していることや続けていること、逆に苦手意識のあるものや嫌いなものは
過去に何かしらのきっかけで自分の感情が大きく揺さぶられた出来事や経験があったからではないですか?
つまり、つまらないと感じていた授業は感情が全く動かなかった。(興味を惹かれなかった)
もしくは、
ずっと座って話を聞いている時間が苦痛だった
退屈なのに何もできない時間に嫌気がさしていた
というマイナスの意味で感情が揺さぶられたからだと考えられます。
では、どうすればいいのか?
大人にならないとわからないといって目的を持たせるのを諦めるのか?
授業を通して良い意味で生徒の感情を揺さぶることはできないのか?
僕はそんなことはないと思います。
ここから僕が考える理想の授業のあり方について書いていきます。
まず大前提として、現在問題となっている教員の業務の多忙化による長時間労働を改善する働き方改革を進めていくことは必須です。
教員が本業である授業に十分な時間を使えない今の現状は正直やばいです。
その上で、現在は非常勤講師という授業にのみ注力できる立場にある僕の考えは、
“最初の授業で目的を明確にする“
“授業の至るところに生徒の感情を動かすきっかけをつくる“
ということです。
僕が思うに、年度の一番初めの授業が最も大切です。
ここまでにしっかりと準備をして
その教科をなぜ学ぶのか?
学ぶことによってどんな意味があるのか?
いつ役に立つのか?
といったことを明確にしておきます。
そして雰囲気も
全員が授業に参加しやすいように、かつある程度の緊張感をはじめに生徒に感じてもらう必要があります。
そのための準備、工夫はそれぞれです。僕が行ったことについてはまた別の機会に紹介できればと思います。大事なのはしっかりと準備をして臨むということです。
次に普段の授業の中で、生徒にとって受け取りやすい興味を持てるきっかけをできるだけたくさん作ることです。
ある生徒にとっては教員が話すことの中に、またある生徒にとっては生徒同士で話し合う時間の中にそのきっかけがあるかもしれません。
ポイントは日常生活とつなげて考えられるということです。
とにかく生徒がイメージしやすい、ありふれた日常を切り取ってきっかけを作ると生徒の感情を揺さぶりやすいと思います。
ひとつのきっかけが生徒全員の感情を動かすというようなことは滅多にありません。
いろんな角度から様々な形できっかけを作り続けて一人でも多くの生徒がそれを拾ってくれればいいと思います。
そして何より、
生徒にとって教員は、親以外で関わりを持つ数少ない大人です。もしかしたら親よりも関わる時間は長いかもしれません。
そんな教員が
毎日楽しそうに学校生活を送り生徒のことを心から考えて授業をしてくれたら、、、
生徒がその姿を見て感じることはたくさんあると思います。
目的を持って前向きに楽しく生きる姿勢を生徒に見せること
これが何より生徒のためになると僕は考えています。
そのために、今の学校現場の現状は改善して行かなければいけません。
今の自分にできることをコツコツやっていきます!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!!
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