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娼婦風スパゲティー(プッタネスカ)

今夜の晩ごはん、娼婦風スパゲティー。フライパンにオリーブ油とにんにくのみじん切り、鷹の爪を入れて弱火にかけ、じっくり炒める。いい香りがしてきたらミニトマトとケッパー、種抜き黒オリーブを加えて、火を強めてミニトマトを崩しながらさらに炒め、水分が出てきたら再び弱火にして、全体がソースっぽくなるまで煮込む。ソースがいい感じになったところでバジルペーストと黒こしょう、アルデンテ直前に茹で上がったパスタ(と茹で汁も少量)、さらに追いミニトマトを入れて、全体をさっと混ぜ合わせ、仕上げにパルメザンチーズを思うさま振りかけてできあがり。


久しぶりに、荒木飛呂彦さんの「ジョジョの奇妙な冒険 第4部」に出てくる「娼婦風スパゲティー」を作ってみました。


火を通して甘みが強まったトマト味に、アンチョビの磯の香りと塩辛さが絶妙にマッチしていてとてもおいしい。鷹の爪の刺激的なピリ辛さと、たっぷり振りかけたパルメザンチーズのまろやかなコクも相性ばっちりの組み合わせだ。ケッパーと黒オリーブが、ちょっとピクルスのような酸味で爽やかさを添えてくれている。最後に投入した追いミニトマトの、ぎりぎり崩れ切っていないけれどとろーんとやわらかな食感も最高。こんな組み合わせを思いつくだなんて、イタリアのシェフは間違いなく天才だぜーッ!一口食べるごとに食欲を刺激されて……うわああああ!!はっ、腹が空いていくよぉ~~~っ!!食えば食うほどもっと食いたくなるぞッ!!こりゃあよおーーッ!!


ンまぁ―――――いっ!!!!!!


と毎回億泰化しながらいただいています。大好物のパスタ料理の中でも、個人的にベスト3に入るメニューかも。


作中に食材の表記はあるものの、明確なレシピは掲載されていないので、ブログ等で再現なさっている方のものを参考にさせてもらいつつ、自己流アレンジで作っている。トニオさんのことだから、ミニトマトをきちんと湯剥きしたりするのだろうけれど、めんどく星人はそんなことはいたしません(石ケンで手は洗ってます)。皮が気になる時は、煮込んでる間に自然と剥がれてきた所を摘まんで取り除いていくスタンス(でも、それすらもやらないことが多い)。ミニトマトがお高い時は、トマト缶で代用。でも生トマトで作った方がいい味に仕上がるので、よろしければぜひ生のものを。このソースに白ワインを足してリゾットにするのも大好き。


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3年前のジョジョ展は本当にすてきだった……またやってくれないかなあ。


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多くの魅力的なキャラクターが登場するジョジョシリーズ第4部ですが、自分は露伴先生推しです。突き抜けすぎてるクリエイター魂が最高に格好いい。


「岸辺露伴は動かない」シリーズに登場するアワビ料理、どんな一皿なんだろう。食べてみたいなー。

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