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メスティンオイルサーディン丼

今夜の晩ごはん、メスティンオイルサーディン丼。といだ米一合を180ccの水に浸け、20~30分程度給水させたのち、ガスバーナーの火にかける。始めはやや強気の中火にし、メスティンの中が沸騰してきて吹きこぼれはじめたら、限界まで火を落とす。蓋の上にオイルサーディンの缶詰を載せて、このまま10分程度炊飯タイム。この時、火がまんべんなく回るように、メスティンの位置を時々ずらしながら炊飯する。


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(屋内でのガスバーナー使用はくれぐれも自己責任でどうぞ)


メスティンから「チリチリチリチリ……」という音が聞こえてきて、お焦げのような芳しき香りがしてきたら消火。

メスティン使い始めた頃は、このチリチリ音が聞こえてきたらすぐ火を消していたのだけれど、それだとちょっと炊き上がりが水っぽい感じがする(やわらかめごはんがお好きなら、ちょうどいいかも)。なので、今はチリチリ音が聞こえてきてもしばらく待機し、嗅覚をフル稼働して、お焦げのにほひを合図に火を止めることにしている。焦げ付き上等くらいの心意気で炊くと、ふっくらしているのに絶妙な硬さと乾き具合(?)を持つ、大変私好みなごはんができあがります。まあこの辺は好みですな。

缶詰を載せたまま、全体をタオルでしっかりくるんで逆さにし、10分程度蒸らす。メスティンはもちろんだけど、缶詰も相当に熱くなっているので、うっかり触らないように要注意。

蒸らしタイムが終わったら、炊き上がったごはんの上にちぎったレタスを敷き、その上にオイルサーディンを並べる。仕上げに醤油をちょいと垂らしてできあがり。


今夜は久しぶりのメスティン飯!信濃川日出雄さんの『山と食欲と私』1巻に登場する、メスティンオイルサーディン丼を作ってみました。

登山勢は言うまでもなく、キャンプ勢界隈からも、この飯テロまんがには熱い視線が注がれている模様。ページをめくるたびに「そういうのもあるのか……!」と井之頭五郎化せずにはいられない、おいしそうな山メシが盛りだくさん!でも時々「なんでソレにアレを組み合わせたの……?」みたいな謎メニューが出没するのも面白いです。そして主人公の鮎美ちゃんの、およそヒロインらしからぬコミュ障っぷりがとても愛おしい。そっと背中のひとつでも叩きつつ「わかるわー」って言いたくなる親近感をおぼえます。

山で作るごはんにふさわしく、いたってシンプルな工程のレシピが多いのもうれしい。このオイルサーディン丼も、ごはん炊いて具を載せるだけという簡単ぶり。今週なんだかやる気が出なくてまいっちいんぐ状態のめんどく星人には、大変ありがたいメニューだ。時短で簡単なのに、メスティンで作るとなんか映えるしね☆




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映え、とは。



盛付美的感覚慢性欠損症の重篤患者にふさわしく(どこかに特効薬ありませんか)、オイルサーディンを載せる時にまんまと手元が狂った。なんでオイルサーディンは、外箱に「加熱したら箸でホロっと行けるくらいやわらかくなります」って書いておいてくれなかったの?ひどい裏切りだよ。おかげで全方位どこからどう見ても文句なしにパーフェクトなオイルサーディン殺魚現場が爆誕したじゃないの。映えどころか、むしろ「一部暴力的なシーンを含みます」って写真下部にキャプション入れないとまずい事案なのかもしれない。noteの中のえらい御方たちからお叱りを受けてしまうかもしれない。もし明日ここに「Not found」表示が出ていたらお察しください。


まあいい。どうせ食べる前にまぜまぜするからな。


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先日のスープの残り物に、新たなレタスを足したものも一緒にいただきます。レタスを欲張って追加しすぎたせいで、パンダちゃんが完全に隠蔽される特盛になってしまった。


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もはや映えとは対極の極みみたいな画像。でもせっかく撮ったので載せておきます。このように、食べる前にメスティンの中を存分に蹂躙しました。写ってないけれど、お焦げもできていた。いいお焦げできてると、そんだけでテンション爆上がり。


久しぶりのメスティン炊飯だったので、ごはんの仕上がりがちょっと不安だったのだけれど、今回もふっくら&わずかに歯ごたえアリっていう、大変自分好みな炊き上がりだった。この炊きたてごはんに、ホロホロになったオイルサーディンの身とオイルがまとわりついて、とてもおいしい!オイルサーディンって今までほとんど食べる機会がなかったのだけれど、全然生臭さがないんだな。塩気も全然キツくないし。でもお魚特有のコクはしっかり主張してくるので、なかなかこってりしたまぜごはんぶり。ちょっと垂らした醤油が大変にいい仕事をしている。そして、ごはんとメスティンの熱(メスティンは消火から10分経過しても、まだまだ熱い)によってしんなりしたレタスが、とてもさわやか!オイルサーディンの香りや、ちょっとだけできたお焦げの香ばしさにもよく似合ってるし、なんか和風タコライスみたいな味わいだな。シャリッとした歯触りもうれしい。シンプルなのに食欲をそそる組み合わせで、鮎美ちゃんのようにもりもりと食べつくしてしまった。満足!ごちそうさまでした。これ外で食べたら最高だろうなあ。


作中では当然山の中で作って食べる、というシチュエーションなので、味付けは醤油のみになっているけれど、レモン汁をちょっと垂らしたり、いりごまなんか振っても絶対おいしいと思う。ポン酢味でもイケそうな気がするな。


日中はまだ汗ばむ日もあるけれど、朝晩はすっかり秋の風情を感じる週だった。半袖シャツ一枚だとちょっとだけ寒いかな……みたいな、あのひんやりとした空気を感じると、これから大好きなシーズンに突入するんだなあ、と脳内が華やいできます。今年の夏は我ながら元気に過ごせたけれど、秋冬が本当に待ち遠しかった。とにかくもう猛烈にソロキャンプ行きたくて行きたくて震えるし、星空撮影練習もしたい、紅葉狩り散歩やハイキングにも出かけたい。イルミネーションも見に行けるかなあ。(基本的に超ひきこもりなのだけれど、寒くなってくるとおんもが恋しくなる勢)

虫の声を聴きながら読書で夜更かしするのもいいし、お気に入りのお香を焚きながらワイングラスを傾けるのもいい。具だくさんスープに、焼きたての秋刀魚(大根おろし付)、じっくり煮込んだシチュー、白菜やキャベツをどっさり入れた鍋……ああ、きのこもたくさん食べたいし、愛のままにわがままに僕は芋だけを食べ続けたい計画も十全に練らなくては!どのお酒をお供にしようかしらねえ。そんで満腹になったらねこたちとゴロ寝しなくちゃいけないから、こたつを出すタイミングも要検討しなくてはねえ。フゥウウウウウ!!!!!!(武者震い)

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