あんかけ炒飯
今夜の晩ごはん、あんかけ炒飯。先日タコライスを作った時に中途半端に余ってしまったタコミート(冷凍保存)を解凍し、水溶き片栗粉を加えて煮立ててとろみをつける。フライパンに卵液が泳ぐくらいのサラダ油を熱し、溶き卵を流し入れたらすぐかき混ぜ、卵が固まりきらないうちにレンチンしたごはん(軽めの一膳分)を入れて中強火でがんがん炒める。ごはんがほぐれたところで、ちぎったレタス半玉分と、あみ印の「炒飯の素」を振り入れて、引き続き中強火でゴリゴリ炒める。レタスがしんなりしたら火を止めて皿に盛り、あんかけタコミートを載せ、塩茹でした絹さやとプチトマトを添えてできあがり。
ということで、今夜は先日のタコライスの残り物をやっつける晩ごはん。中華風に味つけした炒飯なら、焼き肉のタレ味のあんかけを悪いようにはするまい……というもくろみで作ってみたのだけれど、これがなかなかおいしい!シーズニング効果で昔ながらのなつかし中華味に仕上がった炒飯の塩っけと、あんかけで少し薄まった焼き肉のタレ味の甘辛さが、いい感じにマッチしている。ひき肉あんかけを載せることを考慮して、炒飯の具材はシンプルに二つだけにしたのだけれど、それが大正解だった。ごはんとあんかけにしっかり味がついているので、味つけなしのふわふわ卵がしっくりはまっている。レタスのしゃりしゃりっとした歯触りもうれしい。絹さやとプチトマトは、殺風景すぎる見た目をどーにかしようとやっつけで載せたのだけれど、彩り要員のみならずいい箸休めにもなってくれた。ごはんに対してレタスの量がちょっと多すぎたのか、途中から炒飯というよりレタス炒めを食している気分になりましたが……まあよい。ごちそうさまでした。
炒飯の味つけにはいつも、鶏がらスープの素とかほんだしとかコンソメを使っていたのだけれど、先日スーパーで見つけて買ってみたこちらの品が、今夜はよい仕事をしてくれた。
塩味ベースのシンプルな味ながらスパイスの旨みが効いていて、いわゆる日本的中華風というか、「ちょっとなつかしく、ちょうどいい中華味」に仕上がります。さすが昭和33年から続くロングセラーですな!
野菜炒めやスープ、中華がゆに使ってみてもきっとおいしいだろう。今後は台所に常備したいな。