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【妄想企画】美人OLが召し上がっていそうな定番パスタ

『めんどく星人がイメージだけで作る美人OLメシ特集』とかやってみたい



美人OLから銀河の彼方ほど遠き存在かつ鉈が似合うことで定評のある女が、自分勝手極まりないイメージだけで突き進む妄想企画第六弾。


フワッフワなイメージだけで突っ走ってきた当企画、開始当初はひょっとして楽しいのは私だけなのでは……?という不安を抱えていたものの、蓋を開けてみれば思いがけずたくさんの方にお運びいただき、スキやあたたかなコメントも予想以上にいただきました。お立ち寄りくだすった皆さま、本当に本当にありがとうございます。

私の妄想の翼もそろそろひと休みさせたいっつーかぶっちゃけそろそろ丼メシとか貪りたくなってまいりましたので、本記事をもってひと段落つけさせていただこうかと。

とはいえ、これで終わりではございません。魑魅魍魎が跋扈する美人OL道を往く旅は始まったばかり……今生ではゴール地点はおろか、第一給水所まで辿り着けるか如何かも怪しい気配がプンプンするぜェーッ!!な険しい道のりではありますが、私の数少ない美点である粘着性およびドM根性をふるいにふるって、7回程度転生したのちに円環の理に導かれて美人OLになる未来を期待しつつ、今後も精進してまいります。


ということでひと段落を飾っていただく今回のメニューは、作っていそうで意外と作ってなかった定番パスタ、トマトとモッツアレラのパスタにしてみました。


まずはベースとなるトマトの準備。トマトの缶詰(ホール)をジルごとボウルに入れて、トマトが細やかな肉片になるまで念入りに握殺する。その際ジルがお洋服に飛んでも決して泣かないこと。美人OLの泪はここぞという瞬間にさながら真珠のきらめきをもって白い肌を転がり落ちるものであって、料理中にその姿を現すものではないからだ。ただし玉ねぎを刻んでいる時はその限りではない。

フライパンにオリーブ油とにんにくみじん切りを入れて、超弱火でじっくり加熱する。にんにくの香りが立ってきたら、ここに握り潰したトマトをジルごとぶちこむ。続いてちぎったバジルの葉、白ワイン、トマトペースト、お好みでコンソメキューブを投入し、弱火寄りの中火で全体量が半分くらいになるまでじっくりと煮込む。

ソースがいい塩梅になってきたところで、パスタを茹で始める。茹でている間に塩こしょうでソースの味を決めておく。パスタはアルデンテ直前になったところで茹でジル少量と共にフライパンに投入。角切りにしたモッツアレラチーズと黒オリーブの実も追加して、パスタがソースに馴染むように手早く混ぜ合わせたら火を止める。そしてお皿にホイ……なのだけれど、今回はここで新兵器を投入した。


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ついに我が家にも玄人向け調理器具・トングさまのお目見えであります!


くっくっく……我が国が誇るサンクチュアリで邂逅を果たした珠玉の逸品だ。これで今宵の一皿はぐっと美人OL感を増すことであろう。何しろ肉球つきだ。たとえそれを手にした人間が筋金入りのぶきっちょさんであろうとも、そこに挟まれたパスタは全自動運転でねこの肢体のごときしなやかかつ美麗なる曲線を描いて皿へと舞い降りるに違いあるまい。


さあ見せてもらおう!

玄人向け調理器具の真髄を!!!!!




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美麗、とは。



気のせいかもしれないけれど、網走監獄に超厳戒態勢で投獄されてるあの人みたいな顔してない?こいつ。


(全話無料、5/8まで延長ですって!さあ一緒に連休を溶かそうぜ!)


おかしい……こんなはずでは…

このトング、もしかして初期不良品だったのかな?



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あ、でもいつもより高く積めてるからきっと不良品じゃないな。多分アレだね、今日寒いし雨も降りそうな感じの気候だからだな。そういう気候の日って粉ものは本調子出ないってつい最近どっかで見た気がするわ。

ああんもう!びっくりさせないでよネー☆(ゝω・)



盛り付けが少々アレになってしまったものの、味の方はばっちり!じっくりと煮詰めたトマトの甘みと酸味に、モッツアレラチーズのコク、ちょいと奮発して買った生バジルの香りがナイスでベストなマッチングでとってもおいしい!乾燥もののバジルでも充分おいしいんだけれど、やはり生はいいですねえ。袋から取り出した瞬間からめちゃくちゃ爽やかなハーブの香りが楽しめるし、定番ソースの味わいをぐっと高めてくれる。ちょっと邪道かなーと思いつつもついぶっこんじゃった黒オリーブもいい感じ。小さくてもめちゃくちゃいいジル出るんだよね、君。

私の中のうすらぼんやりしたイメージでは、美人OLたるもの、趣向を凝らしたキラキラプレートを楽しみつつも決して王道の正道(トマト×モッツアレラチーズ)をおろそかにはしないだろうし、パスタという至高にして究極の美味を生み出した彼の国に敬意を払いつつ(赤・白・緑)、そこに彩りと遊び心を追加(黒オリーブ)することだって朝飯前だろう。そして一から十まで手作りこそ至高!みたいな固定観念に支配されることなく、時に食品会社の叡智の結集レトルトしょくひんを用いる(たまごスープ)ことになんの躊躇いも見せない。ということでこんな感じになりました。企画6回目なのに美人OLへの認識がフワッフワすぎて我ながらいっそ清々しい。


こういう定番パスタをあえて自宅で、ってものいいもんだなーとしみじみしながら完食。満足。ごちそうさまでした。



妄想美人OLメシは、今後もちょこちょこ作っていきたいなーと思っています。その際はまた記事にしますので、みんなぜってえー見てくれよな!




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