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冬瓜と鶏肉のスープ、雑炊仕立て

先日仕込んだ冬瓜と鶏肉のスープも、連日食べ続けたおかげでようやく在庫終了を迎えることとなった。



今週は遅い帰宅が続いているのを言い訳にして、昼ごはんのみならず晩ごはんまで連日同じものを食べ続けている。まあラーメンにしてみたり水餃子にしてみたり、手間とも呼べないちょっとしたアレンジはしているのだけれど。どうせならこのまま、手抜きアレンジで大団円を迎えたいわね……と思うのが、めんどく星人としてこの世に生まれし者に課せられた運命(デェステニィー)というもの。

てなわけで最終日の今夜は、簡単に雑炊仕立てにしてみました。


冬瓜と鶏肉のスープのジルだけを土鍋に移して火にかける。ジルが沸くまでに、冷凍のシーフードミックスを塩水で解凍し、レンチンしたごはんを水洗いしてねばりけを取っておく。野菜室で「なぜこんな半端な量を残したの……?」ってくらいビミョーな残り方をしていたニラも細かく刻んでおく。

土鍋のジルが沸いたら、ここにごはんを投入。浮いてきた細かいアクをささっと掬い取ってから、ニラを入れる。私は雑炊もお粥もあんまりねばりを出さず、サラッと仕上げるのが好みなので、ニラに軽く火が通ったところで冬瓜と鶏肉をごはんの上に載せる。ひと煮立ちさせたら火を止めて、ぬるま湯で戻しておいたクコの実をトッピングしたらできあがり。フフッフー♪今夜も清々しい手抜きメシですねぇ。


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相変わらずクコの実の散らし方にセンスがなさすぎて草


今夜もいちいち書くのがお恥ずかしいほどの手抜きメシだけれど、味の方はばっちり!連日食べ続けているせいで若干飽きてきていたスープに、今夜はシーフードミックスが加わったことにより、実に美事な味変が施されている。中華風のやさしい味わいと、海の幸のエキスがほどよく混ざりあっていて、これはおーいしーい!写真だとジルがかなり少なめに見えるけれど、雑炊は理想的なサラサラ加減。雑炊っていうか、出汁茶漬けを食べてるみたいな気分だな。冬瓜を後入れにしたのは、火を通しすぎてグズグズにごはんと混ざってしまうのを避けたかったから。計画通り(夜神月)、サラサラごはんとホロホロやわらか冬瓜が、それぞれの食感でお口にすてきなアプローチをしてくれている。シーフードミックスのぷりぷり感もいいですなー。さっと火を通したニラも、いい感じに臭みが抜けていて、でもあの独特の香りはほどよく残っているので、サラサラ穏やか味チームのいいアクセントになってくれている。シーフードミックスで増した塩っけに、クコの実の甘酸っぱさがとってもフルーティーかつさわやか!土鍋の頼もしい保温力により、最後まであつあつでいただけました。ああ、おいしかったー。我ながら素晴らしいフィナーレを演出できたな。ごちそうさまでした。


今回はめんどうくさくてやらなかったけれど、この冬瓜鶏肉スープ、片栗粉でとろみつけて炒飯の上にかけても合うんじゃないかな。鶏ももじゃなくてひき肉を使ったら、もっとそれっぽくなるやもしれぬ。またお買い得冬瓜が手に入ったら作ってみよう。


明日はそろそろ色の濃い晩ごはんが食べたい気分。がつんと濃厚トマト味とかいいなぁ。

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