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よさこいに魅了された四国旅

8月9日、金曜日。
仕事を終え、事務所のすみっこに置いておいたスーツケースを引っ張って東京駅へ向かう。
翌日早朝に奈良の実家を出て、家族で父の故郷である高知、四国旅に出る計画。

時刻は20時。
帰省ラッシュ、お弁当屋の行列に並ぶ。
並んでいる最中鳴り響く緊急地震速報。
南海トラフの注意喚起が出ている中で、東海道新幹線に乗ろうとする人たちは全員意を決して西に向かう人たち。
いよいよ来るんじゃないかと場は騒然。
とはいえ乗らないわけにもいかないので食料調達して新幹線に乗り込む。
結局東京駅を出たのは21時半ごろ。
出発したはいいが、進んでは止まり、進んでは止まりのスーパー鈍行。
目的地である京都駅からの終電がなくなることは確実。

盆前の仕事の疲れで鈍行に気づかないくらい寝てた。
気づいたら名古屋。
家族から京都駅に車で向かいますのライン。
ありがとう、、、と思いつつもう一度うとうと。

結局京都駅には3時間遅れで到着し、時刻は2時。
家族と合流。

しばらく車が走ってから、異変に気づく。

「もしかして、、、このまま行く、、、?」

何も言わず笑い出す両親。

そんな感じで、スーパー鈍行新幹線を終えるやいなや、そのまま四国旅が始まった。


朝の瀬戸大橋
念願だったUFOライン
いつかバイクで来たい
四国カルスト
父の地元窪川では偶然夏祭りが

宿泊は岩本寺の宿坊にて
朝6時からお経を唱えるという新体験
幼少期ぶりのよさこい
エネルギッシュな学生チーム
帰ってから狂うように動画見てる
土佐の路面電車
祖谷の小便小僧
かずら橋
水きれい〜なんて思う余裕はなかった

どこも本当に最高の景色でした。
いくつもの山越えドライブを頑張ってくれた父親に感謝。

四国旅、ハイライトはよさこい。
お祭りには興味がないと言っていた父も、ずーっとみてた。
チームによってカラーがそれぞれで、知れば知るほど、見れば見るほどおもしろい。
老若男女が、真夏の日差しの中、会場を行き来しながら朝から晩まで踊っていることがそもそも半端じゃない。
そのしんどさを凌駕するほどの楽しさがあって、それが観客に届く感じが、他のお祭りにはないものだった。
踊り子さんたちの表情ひとつひとつ、身振りのひとつひとつ、鳴子の音ひとつひとつにやられた。

来年は踊り子として参加したい!

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