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ファンを減らさない方法は・・・・約束しない

渥美半島の取材を終えて

とある菓子メーカーの
工場直売所を訪ねました

その菓子メーカーは
「安価でボリュームがある土産」
に特化して売り上げを増やしました。

ライン・フル稼働でも生産が追い付かず
新工場を建設し・・・増産体制を構築しようと
奮励努力中です。

工場直売所は手作り感満載で

好感がもてる・・・感じだったのですが
売店に到着するといきなり
「お客様詰め放題ですか?」
こちらとしては「詰め放題があること」も
理解していない段階で先制パンチです。

「詰め放題は所定の場所へ一人だけしか入れません!何人ですか・・・」
詰め放題は一日に上限があるそうです
「こちらの禁止事項をしっかり読んでください」
「この袋は引っ張っても伸びません」
「例の写真のように袋に収まっていないのは禁止です」
「袋が破れたらすぐに店員を呼んでください・・・テープで補修しますがその分を制限時間(十分間)からは引きません。」
「無理して袋を破くと損をします」
「終わったら店員を呼んで確認をしてからでないと会計はできません」

これらの指示を・・・

1分ほどで滔々と述べる店員様の
お説教を・・・
「禁止行為未遂の段階」で
小生は犯罪者のように恐縮して拝聴しました。

「欲の皮が突っ張っている小生は・・・」

おそらくは袋の強度の問題なのか不明ですが・・・
残り時間4分ほどで少し端がほつれたので店員さんを呼ぶと
セロテープで念入りに補修してくれましたが・・・
「はい終わりです」の一言で終了宣言です。
穏健なさだまさしさんでも・・・
「袋にはまだ十分入る余地があるのに・・・
あと3分残っているのに・・・」
突然の終了申し渡しです。

後日 口コミを確認すると

「店員の態度が悪い」
「接客姿勢に疑問が残る」という書き込みが散見されます。

この会社は・・・業績好調で新工場を建設しているのに
「直売所のぜいでファンを減らしているのではありませんか?」

土日の繁忙なタイミングで
店員さんが不機嫌ならば

「傍若無人な来客で心が折れての行動」
という理解も成り立ちますが
平日の午後・・・閑散とした店内で
「なぜ役人のように杓子定規に
自分たちの言い分だけを
滔々とのべているのか」

小生には理解できません。
もと「役所務め」の小生は
「部外者に礼節を保つように!」
それだけは口を酸っぱくして先輩から教育されました。

2000円を超えたら粗品プレゼント!


という記載が店内に書いてあったので
詰め放題1100円分と残り千数百円を買い物して
「粗品がもらえると・・・」

小生がケチなのは皆様ご存じですが。。。
「どんな粗品が。。。」と
期待していると
「詰め放題は2000円には含まれません」の一言で
粗品はなし!

店内の掲示物などを確認しましたが
「詰め放題除外」の文言はついぞ発見できませんでした。

「新工場が建設できる」

ほど・・・・
「東海地区の土産物としての地位を確立」できたならば

「これ以上ファンを増やして直売所へ客が来ないほうが良い」
そんな風に思っているように映る行為は
「客が来ない方がしあわせ」と勘ぐりたくなるくらの
「塩対応」です。

決して交通の便の良くない立地へ

「わざわざ訪れる」お客様へ
「売る側の都合」を一方的に羅列するような説明と
「あれはダメこれはダメ」
と心を挫かれる二の矢三の矢を繰り出して・・・

「製造会社には何の得があるのでしょう?」

小生は「この会社の製品は二度と買わない」と
以前は東海方面へ頻繁に仕事で出かけた小官は
職場への土産へにこの会社の製品を重宝していたのですが・・・
同社の製品と決別することを誓いました。

長い年月をかけ・・・
ファン層を拡大するのは血のにじむような努力が


あってこそですが・・・
「ファンをアンチにするいは2秒で十分」
だと言われます。

この会社の上層部は
「工場直売所で詰め放題を実施し更なるファン層拡大」


を狙っているのでしょう・・・
でも・・・
関東から訪れたファンをの一人を
直売所の塩対応と振舞で失っている。

小生は
「ファンを増やすにはオモうまい店のような」

「どんなお客様にもバカ盛」
すなわち
リピーターにだけ特別扱いし・・・
新参者には塩対応というやり方では
「ファン層は拡大しない」
という飲食店の原則が・・・
この工場直売所にも当てはまると思っております。

小生のとなりで
「詰め放題の実施」をしていた
一組のお客様は

「耳が不自由なお年寄りとその孫らしき年齢の小学生くらいの女の子」
でした。

耳が不自由なお年寄りへ・・・店員さんが滔々と説明しても
お年寄りの女性は「手話ではないので」理解はできません。
「その時小学生の女の子は一所懸命手話でお年寄りに説明していました」

でも店員さんは「手話の女の子」が説明を終えていないのに
さっさとタイマーをセットし・・・
「女の子が手話で一生懸命2分ほど説明したあと」
「のこり8分です」の・・・・

この直売所は「わざわざ工場を訪ね・・・」
安売り店やローソンの無料プレゼントで
お試し散布している商品を
「詰め放題1100円」で挑戦してくれる
優良顧客を・・・減らすつもりで
詰め放題を実施しているのでしょうか?

けちんぼで風体の悪い小生を
「小馬鹿にする」のはあえて苦言を呈しません。

「人間は体調の悪い時、虫の居所が悪い時」
は時たまあります。

ただし耳の不自由な方がわざわざ直売所を訪問し
楽しんでいるに・・・
その顧客をくみしない姿勢では・・・

新工場が竣工し・・・増産が可能になっても
「会社は更に業績が上向く」とは思えません。

お菓子は味や外見が重要ですが・・・
「だれがどんな気持ちで製造し、その味や見た目を
ひとりひとりの顧客へ広めたいとねがうのか?」

その部分が欠けているなら。。。
小生のように
「他人の揚げ足取りを得意とする者」
に弱点を突かれ・・・評判や業績を落とす結果となりはしないでしょうか?」

偶然安値で泊まれたので
渥美半島で随一のハイクラスホテルに泊まり・・・
心のこもったおもてなしと・・・
良質な客層に支持された素敵な時間のあと・・・

思いのほか寂しい接客で
「お客を減らすくらいなら・・・
おかげさまで30年これからも皆様の・・・」
のようなできない約束はしない方がよいのでは・・・
と悲しくなりました。

1100円の詰め放題で49個のお菓子を詰めて
「本当はまだ数個詰められたのに」
と小生が苦言を呈するのは
あくまでも私怨で
ケチな人間のつまらない逆恨みにすぎません。

しかし・・・そうやって
「わざわざ訪ねてきた客に不快な思いをさせる」
従業員がいる売店なら・・・
「上層部もその程度だろう」と値踏みされ

「これからも応援よろしくお願いします」という

思いが伝わらないと・・・。

なぜサービスをして客層を厚くするのか?


その意識なしに
「集客手段として・・・」
その意識だけでは
小生のようなクレーム好きにネタを与えるだけです。
工場直売所は
「わざわざ訪れた来客が楽しんで帰る」ために存在します。
業務多忙でその「お得感」を提供できないなら・・・

工場見学も直売所もやらない方がまし・・・
そう思えてなりません。

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