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実体験を しったかぶりといわれても「いいわけがない」
♬しらない街へ行ってみたい・・・
どこか遠くへ行きたい~♬
とは思う人はどのくらいいるのだろうか?
「船乗りは港・湊にオンナアリ」
そんなフレーズは今世紀に入ってから
トンと聞かなくなった。
船乗りが男性固定の職業だという前提も
とっくの昔に崩壊し・・・
大型のコンテナ船やタンカーなどで
女性が甲板員や航海士などとして活躍している現代
「港・湊にオトコアリ」だって成立する。
船乗りでもあった小生の感覚では
「ミナト・港に行く場所があり」
である・・・
演歌のフレーズや文学的な価値は消滅するが・・
正しい感覚だと思う。
小生にとっては・・・
「とにかくサウナや温泉などの入浴施設」と
「美味しいものが食べられる店」
その有り無しで・・・
港のイメージや景色が変わったというのが
ただしい。
乗物や旅行が専門で
一応は「もと船乗り」であるから
海なし県も含めて・・・
日本中すべての県は訪問した。
世界の国々は・・・小官なぜか
中東とアフリカ・アメリカ大陸に偏って
仕事で往来した結果
おおよそ30ヵ国しか訪問していない。
一般の方よりは訪問国数は多いだろうが
「外国ツウ」なんてとても言える
レベルではなく・・・せいぜい
「ガイコクフォーかファイブ」のレベルだ。
入港回数が多い港も・・・偏っている
呉港・横須賀港などの母港と
海上自衛隊の佐世保・舞鶴・大湊を
除くと・・・
大分県佐伯港が断トツで一番となる。
呉所属の艦船は瀬戸内海を出て訓練の
行きかえりには・・・
やたらと佐伯港に寄港する・
「やたら」という形容動詞が大げさでないくらい。
「年間に30~40回入港」
そんな年もあった。
ほぼ定期船である。
なぜ佐伯に行くのか?
距離が適当で・・・行きかえりに訓練を実施して
「週明け出港~週末入港」
というスケジュールが立てやすいからだろう。
訓練の内容は
「書けない」
乗艦訓練の実施のため・・・
多くの実習生を乗せての航海
個艦の練度維持やレベル評価
海自の部隊は現業機関でありながら
訓練機関もかねているので
その特性だろう。
佐伯港を出港して・・・母港に戻る場合もあれば
佐伯港を出港し・・・佐伯港に戻る場合もある
入港回数だけで判断すれば
佐伯港にはおよそ100回以上入港した目算がたつ。
「ウソのような本当の話だ!」
「入浴と飲食のため」
50回以上※は上陸して
お寿司や地鶏など美味しい酒と肴を楽しんだ。
※まめな性格であれば・・・
メモでも残しているだろうが・・・
記録は全てガラクタ脳内メモリーだ。
一度の訓練で4回・5回と上陸したこともあるので
実際はもう少し上陸回数が増えるような気がする。
さて・・・・2番目はどこだろう?
ガラクタ脳内メモリーを手繰ると
「フジャイラ港」が当選確実だ。
およそ5年ほど補給艦に乗っていて・・・
一年の半分は中東にいた。
ドバイには月に1度か2度入るだけだが
フジャイラはモノが足りなくなるたびに
戻っていたような・・・記憶がある。
細かい事は書けない・・・
というより
「記憶にございません」
フジャイラも50回以上100回未満は
入港しているだろう。
ガイコクのみなとでありながら
「母港の入港回数」より多かった年も
あったような気もする。
佐伯港もフジャイラ港も
「それほど上陸する」と
半ば地元と化す。
佐伯港であれば
行きつけのサウナと寿司屋か焼き鳥屋
フジャイラ港であれば
買い物に行くスーパー
時間がある時にいく日系のホテルや
市内のHホテルとビールが飲める
カレー屋・・・
行動範囲はほぼ回遊魚のように決まってしまう。
そんな場所が・・・
結構あちらこちらにあり・・・
もう少し回数が少ない湊・・・
北海道 小樽・函館
東北 八戸・秋田・仙台新港
北陸 富山・金沢
九州 長崎・鹿児島・油津・那覇・勝連
四国 土佐清水・高知・徳島・小松島
近畿 神戸・大阪南港
東海 名古屋・清水・伊東
どの港も・・・数回~十数回
グルグル回るのが船乗りの宿命・・・
などとは思わない
寄港地こそ船乗りの醍醐味だ。
「はっきりいって楽しみでしかない!」
旅行好きにはたまらない体験
仕事の隙間の解放感も当然ある。
シンガポール・ポートクラン、カラチ
アンカレッジ・バンクーバー・ロス・サンディエゴ・パナマ・ベラクルス・ノフォーク・ニューヨーク・ボストン・ハリファクス・パールハーバー
まるで「行ったことある場所自慢」の様相となる。
本当はこれで全部ではないが・・・
書けない港もあるし・・・
「目をつぶっても歩けるみなとまち」
は大げさだが・・・地図を見なくとも
普通に歩ける街もそこそこある。
夕方から上陸したので
昼間の風景を知らない街もあるが・・・
「土地勘が発生する程度に訪問した街」は
日本国内20カ所
国外10カ所程度
ただしこの話を
「飲み屋ばなし」などで話すと・・・
少し控えめに話しているのに
「ウソツキor妄想癖患者」という認定を
95%の確率で頂戴する。
船乗りの方でも・・・
「キチンんとした海運会社の船に乗る船員」は
そんなにあちこちの港を訪問しないからだろうか?
自衛隊だって・・・
そんなにあちこち行く船ばかりではないが
「広報として」日本中を巡っていた時期には
積極的にいろいろな地方の港をめぐる船に
乗っていたため・・・
「内地巡航」という
国内十数カ所の港を巡る部署は
国内だけでなく海外の港で
「遠洋航海」も実施するため・・・
海自でも屈指の寄港地数となる。
いちいち「しったかぶり」の刻印を
否定するのは面倒なので・・・ほっておくと
額には「うそつき」と刻みこまれる
運命となる。
自慢話めいて話すことはほとんどなく
「大概は港々での失敗談」を
語っている。
失敗は本当に山ほどあり
いらぬ出費を繰り返した歴史なのだ。
とある葬儀の席で
「そんなに各地を巡る自衛官がいる訳がない」と
酒の席とはいいながら
公然と批判されたこともある。
猿岩石でもあるまいし
「旅行会社の添乗員だって
そんなにいろんな場所へ行かない」らしい。
小生の場合「少し大げさ気味に話しを盛る」
ことはある。
ただしそのベースは「実体験」だ。
ネット上にさらされるnoteの場合は
尚更「ウソなどつけない」
その必要もないのだ・・・・
ウソを見抜ける隻眼が多数存在する場所で
「ウソを滔々と語るほど虚しいことはない」
実名で投稿してはいないが・・・
小生を知っている方も当然おられるだろう。
現地に在住の方もおられるだろうし・・・
「小生より詳しい方も必ず存在する」
知ったかぶりとは・・・
知らないのに知ったふりをすることだ。
実体験があり「少し話を盛る」ことが
知ったかぶりになるなら・・・
note上には
「実体験で成功もしていないことを
数倍に盛って記事にする人々」
がたくさんいる・・・
ような気がする・・・
そんな感覚がある・・・
確証はないが!
他者を「ウソツキ」だというのは
「ウソをついていると断定できるだけの材料や確信・体験」があってできることだ。
小生が旅行や自衛隊・乗物・気象や天気
などの話をすると
「ウソだ!」とか
「根拠を示せ!」などという
お叱りを・・・時たま頂戴する。
小生は「書ける範囲を少し面白おかしく」書く
お馬鹿な作者である。
根拠を示せない場合には
理由やハッキリと言いきれない
「事情がある」
そいういうお叱りには「すいません」と
誤るだけだ。
「記事の内容ではなく書けない理由」
は謝るしか方法がない。
記事を書くのは
目立ちたがりと・・・
読んで欲しい内容・・・
知って欲しい事柄があるからだが・・・
言えない言葉が
「時折見え隠れする。」
このラインを踏まないように
文章を書くことが元自衛官としては大事だ。
時たま・・・
「もと自衛官」だとか「自衛隊嫌い」の
皆様が寅さん言うところの
「それをイッチャオシメイヨ!」という内容で
記事を書いている。
自衛隊評論家といいながら
「自衛隊をコキオロス」内容を有料記事で
何度も発信している方もおられる。
小生はその文章に「間違い」を発見したからと
言って「そこは違う!」と言はない。
「違うという発言が根拠となる」
場合がある。
したがって「自衛隊側の人々は」
「ノーガード戦法で打ち込まれっぱなし」だが
note上では反論しない。
小生の記事の誤りを指摘して頂けるのは大変ありがたい。
査読文書ではないので・・・
自分では気が付かない誤りは多数ある。
特に小生の文章には!
誤字脱字や認識不足は多い。
ただし
「知ったぶり」と他人を批判するには
「どの点が事実と異なる」と
キチンとした指摘が必要となる。
小生の記憶にある
「いろいろな港・いろいろな街」
は記憶の中にある風景だ。
実際の風景は人間の生業によって
確実に変化し・・・
現状と変わっている場合がある。
「変化する以前を知らないのに・・・
ウソと断定するのは・・・
過去を否定しているだけだ」
「今見えていることが全てではない」
「今だって・・・この瞬間に過去だ!」
思い違いはあれど
過去の心象風景は「ノンフィクション」である。
本人には「作り事」ではない真実性がある。
「知ったかぶり」と言われても
仕方がない・・・
オヤジギャクの世界では面白さに
打ち勝てる表現は存在しない。
ただし「ウソ」と断定されるたび
「自分の記憶や体験はすべて架空の出来事なのか?」
と悲しくなる。
「ひとりの人間がそんなに色々な体験をできる訳がない」
というのは・・・
指摘した人の尺度でしかないのだろうに・・・
人生は案外
未体験ゾーン満載の遊園地のようだ
その遊園地の体験を望まなくても・・・
チケットを行使する場合もある。
変化のありなしは感受性に依拠する・・・はずだ。
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