見出し画像

カレー週イチはありか?アンケートにご協力いただける方を募集しております

コメントが欲しいからお願いするわけではありませんが・・・
読者の皆さんはカレーをどのくらいの頻度で食べますか?
「週に1度カレーを食べても平気ですか?

アンケートにご協力いただける方を募集しております

問1 あなたは週に一度カレーを食べたいですか?
1-① たべたい
1-② 週に一度は多い
1-③ 特に気にしていない

問2 カレーを食べるとしたら・・・月に何回くらいが理想的ですか?
2ー① カレーが好きなので週に何回でもよい
2ー② 月に3から4回くらいがよい
2ー③ 月に一度でよい
2ー④ 回数ではなく食べたいと思った時がカレーの日

問3 カレーが好きですか嫌いですか
3ー① カレーが大好き
3ー② カレーは好き
3-③ カレーを好きでも嫌いでもない
3ー④ カレーは嫌い
3-⑤ カレーは色も匂いもすべて嫌い

 回答例
 1ー③ 2ー③ 3ー③
 

小生は海自で毎週金曜日はカレーを食べる習慣がありまして・・・

定年退官後も金曜日になると
カレーが恋しくなります。

自分でカレーの本を出しているくらいですから
当然カレーは大好きです。

クミン・コリアンダー・ターメリックは
我が家の常備香辛料です。

料理が好きな方
料理が苦手な方

いずれの方にも勧められるカレーづくり
「その本を構想しているのですが・・・」
我が家の家族は
小生がカレーで洗脳してしまったため
週一回のカレーが普通であり
誰も異議を唱えません。

Googleで
「カレーを食べる頻度」について調べると
DIME誌のアンケートが表示され
「月に2~3回程度」が34.1%
「月に1回程度」(30.0%)
週1回以上は全体の1割強
月1回以上は8割弱と掲載

しかし・・・このアンケート母数が記載されず


34.1%ということは
1000例以上の回答があったことを示していますが
「日本ではラーメンと並ぶ日常食」
としては統計的優位性が確認できないと
感じます。

別の欄では
「市販のカレールウ購入時の重視点(複数回答)」
という項目が現れますが・・・
やはり何件の回答があったかは不記載です

そしてそのあと
回答者のコメント
◆市販のカレールウの不満点(全2,058件)

と書いてあり最後に

出典元:マイボイスコム株式会社
構成/こじへい

統計を少しだけ学んだものとして・・・

気になる回答がありそうですが

①生の数値
②回答の方法
③サンプル数

など具体的な記載が全くないのに

「これが日本人のカレー行動です」
とGoogle様の3番手※で登場するのです。

※1番手2番手の検索は日経とハウス食品の記事なので
SEOの原則に従えば「上位へ表示されるように意図した記事」
だと思われます。

4番手の検索は👇
PRtimes さんの記事です

熟読するとやはりマイボイスコムさんが
統計したという内容で
こちらは的確な数値や採取方法などが記載されておりますが・・・
DIME誌では「月に2~3回程度が34.1%」なのに

PRtimesでは「第5回(2013/8)月に2~3回程度が39.7%」
です。

2年に一度程度の統計らしいことは
PRtimesさんの記事から読み解けるので
「マイボイスコム カレー 第8回」と
あてずっぽに検索してみると

この記事がヒットし
34.1%は第8回(2022年8月)のデータだと解ります。

しかしDIME誌の記事には


「月一?週一?カレーを食べる頻度ってどれくらい?2018.09.15」

ん!ん!ん!

この統計は「ドラえもんが暗躍しているのか?」
過去の統計数値を…操作???

念のため第7回(2018年)のデータを確認すると

「第7回(2018/8)月に2~3回程度が34.1%」

10,000例のサンプル数で4年の時が流れ・・・
コンマ1%が同じになる偶然は
かなり珍しい※と思います。

※そういう偶然は起こらないとは
申しませんが・・・
1000分の1を表す0.1%まで一致するのは
確率論としてはかなり珍しい。

偶然が起こるから
「世の中は面白い」
けれど・・・???

気になったので他の回次も調べると

第8回 2022年8月 34.1%(48.1%)
第7回 2018年8月 34.1%(47.7%)
第6回 2015年8月 37.1%(50.9%)
第5回 2013年8月 39.8%(53.5%)
第4回 2011年8月 42.7%(57.5%)
第3回 2009年8月 43.8%(51.8%)
第2回 2005年11月 48.5%(56.4%)
第1回 2004年11月 ※

※設問の設定が違っていて
カレーの外食についての調査が主体
( ) 内の数値は月2から3回以上カレーを食べる員数の合計数

このデータを表にまとめグラフ化したものです。👇

民間の統計会社が行っている調査ですが

統計数は有効範囲内です。
2005年から2018年までは
明確に「漸減傾向」が読み取れます。
カレーを週に2~3回食べる人は
「日本国民のおよそ半数から三分の一」
まで減少したという傾向です。

と・・・
そんな傾向は・・・
実はこの8回にわたる統計からは
読み取れないのです。

この数字は簡単には信用できないようです。

なぜかというと

この統計に参加した年齢バランスが
妙に作為的に感じられたからです。

各回次の統計母数と年齢構成を表にすると👇

※第2回~第6回までは年代区分が5区分
第7回は50代以上を2区分に細分
第8回は50代以上を3区分に細分している
グラフ間の見通しをよくするため
便宜上50代以上は1区分として表示

第2回と第8回では年齢構成が明らかに違います。

第2回では
50代以上のサンプル数は11%です。
そして第8回では70%になっています。

これを比較しては不可
この統計を各回次見比べても
傾向は読み取れない。

第8回の講評欄では

カレーを食べる頻度は「月に2~3回程度」「月に1回程度」が各3割強でボリュームゾーンです。
週1回以上は全体の1割強、月1回以上は8割です。
週1回以上食べる人は男性2割弱、女性約9%で、男性の方が比率が高くなっています。
男性10・20代では約25%で、他の層より高くなっています

と述べていて・・・
第2回や第3回では10代20代のサンプル数は
20%程度あるのに
第8回では2%です。
講評で喫食頻度が高いと評価している層を
十分に調査せず・・・
高年齢を中心にサンプリングすれば
比率が下がるのは必然です。

この調査は
「どの企業から依頼されたのか?」


8回も継続して実施している以上

食品製造大手企業の依頼による調査でしょう。
小生はこのデータには
各回次を比較して傾向を読み解くという点において
統計的価値は低いと思います。

自社や関連企業で現地調査やサンプリング
消費者動向を調査するのは
「企業規模によって不可能」な場合もあります。

コンサルタントを生業とする企業は

「数字を巧みに比較し優劣をデータとして提供し
将来を予測する」プロ集団ですが・・・

提供された数値が
「本当に統計的価値」が存在するのか
見極める目が必要です。

小生がコンサルやマーケターに関して
疑問を持っていることについて
過去に書いた記事は👇

この記事に書いてあるとおりです。

Kei様のように数字をみて

その裏に何が書いてあるのか読み取れる方なら
統計のからくりは簡単に見破れるでしょう。👇

しかし・・・算数が苦手で
数学がお手上げであった小生は
「数式を見ただけで」

睡魔に襲われます!

もっともらしい数字を並べて
「統計的優位性があります」
などというコンサルに対しては
「自分にはわからないのでかみ砕いて説明してください」
という姿勢で臨むのが無難です。

Kei様は・・・・

小生の無茶ぶりのような依頼にも
かみ砕いて丁寧に
「国家財政と通貨の信任・国債の償還期限の問題」
などを丁寧に手ほどきしてくれました。

コンサルを頼むなら
Kei様のような
「難しいことをわかりやすく説明できる」
そんな方へお願いしなければなりません。

難しいことばを
「わかりやすく丁寧」に説明するためには
「内容を正確に理解している」必要があります。

小生のような
「おやじギャグ専門のしったかぶり」に
コンサルなんかまかせたら・・・
倒産必至です。

そんなわけで
カレーを月に何回食べるのか?
そして小生は途方に暮れる・・・・

気が向いたらあなたの声を聴かせてください。
小生にはコンサルを依頼する
財力はありません


いいなと思ったら応援しよう!

海尾守 中2病 Mamoru KAIBI
チップのお返しは・・・なにができるのか?思案橋です