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不登校や行き渋りの子どもを持つ親御さんへ -元不登校児の私が伝えたいこと-
まずは「否定しない」ことから始めてみませんか
私が初めて親に学校に行きたくないと伝えたのは小学校4年生でした。東京から九州の田舎の小学校へ転校したばかりの頃。家から小学校に通う道は長い急斜面で、登り終えて振り返ると町の景色が一望できました。生ぬるい風が吹いていて、なんとなく学校に行くまでの足取りが重い。でも親に心配かけたくない、ただそれだけの思いで学校に通っていました。
前の学校とは全然違い、みんなが元気に「はい!はいはい!」と手を挙げて発表する授業スタイル。慣れていない私はみんなの様子を横目で見ながらドキドキして下を向く。先生も手を挙げて欲しそうな目でこちらを見てくるけど、無理無理と思ってまた下を向く。
給食も今までトレーやお箸は全て用意されていて牛乳瓶だったけど、新しい学校はランチョンマットやお箸セットなど自分で持ってくる。転校初日は知らなくて全部借りました。自分の居場所じゃない感じ。そんな事を感じながら数週間経ち、遠足の日がやってきました。その遠足前日「学校に行きたくない」と初めて母に伝えました。その時の母の顔が忘れられません。
この記事を読んでくださってるあなたは、お子さんが「学校に行きたくない」と言った時、どんな気持ちになりますか?
戸惑い、心配、悲しみ、いろいろな感情があふれるのではないでしょうか。
私の母もきっとあの時、そんな複雑な心境だったんだろうなと、今だと分かります。
でも、子どもにとって「学校に行きたくない」と言うのはとても勇気がいることなんです。
私自身も、言い出すまで何日も悩みました。すぅっと息を吸って何度も伝えようとしましたが、「親を悲しませたくない」「否定されるかもしれない」と思いながら、それでも学校に行くのが嫌で休みたい――そんな気持ちでした。
お子さんに必要なのは「受け入れてもらう安心感」
もしお子さんが「休みたい」と言ったら、まずはその気持ちを受け止めてみてください。
否定せず、「そう思うんだね」と声をかけてみるだけで、お子さんの心は少し軽くなると思うんです。
子どもは、親に受け入れてもらえると「信頼感」を持ちます。それが親子の絆を強くする第一歩です。
否定されると、学校へ行けない苦しさに加えて、「親もわかってくれない」という孤独感が重なり、「どうせ分かってくれなし」と心を閉ざしてしまうこともあります。
具体的にどう対応する?
まずは聞く 「学校に行きたくない」という言葉の裏には、たくさんの気持ちや理由が隠れています。「どうして?」と無理に理由を聞き出そうとせず、「そうなんだね」と寄り添ってあげてください。
休ませることを選択肢に入れる
学校に行かないことは、子どもの成長や人生を否定するものではありません。まずはお子さんの心と体を守るため、「休む」という選択を尊重してあげましょう。親自身も一緒に考える
不登校や行き渋りに悩むのは、お子さんだけではなく親御さんも同じです。一人で抱え込まず、専門家や同じ経験を持つ親と話すことも大切です。
「否定しない」対応がもたらす未来
「学校に行きたくない」と言ったお子さんを否定せず受け入れることは、親子の信頼関係を深めます。
それはお子さんが「困った時には親に相談できる」という安心感を得ることにつながり、将来的に大きな助けとなります。
親御さんが「まず受け入れる」という選択をしてくれるだけで、お子さんの心は守られ、回復のための力を取り戻せるかもしれません。
不登校や行き渋りに悩む親御さんを対象に、お話し会を開いています。
私自身の経験をお話しするだけでなく、皆さんのお悩みに寄り添い、一緒に考える場にしたいと思っています。
無理に解決策を考えなくても、今感じていることを言葉にすることで気持ちが楽になることもあります。一緒にお話しして、肩の荷を少し下ろしませんか?
詳細はインスタグラムに記載していますので、ぜひチェックしてみてください。
あなたとお子さんが少しでも安心して向き合える時間を過ごせますように☺︎
応援しています。