胃炎・胃潰瘍・十二指腸炎・十二指腸潰瘍
どんな状態?
胃や十二指腸内の粘膜に炎症が起き、傷ついた状態に。
胃はみぞおちあたりに、十二指腸は胃と小腸をつなぐ臓器。
内壁は粘膜に覆われて、粘膜の細胞は消化液の刺激にさらされてないよう粘膜などで保護されています。
個の粘膜に炎症が起きているのが胃炎や十二指腸炎。
重症になると胃や十二指腸潰瘍で穴が開いてしまうこともあります。
食欲不振や胃もたれ、痛みのほか、重症の潰瘍の場合、吐血も見られます。
対策は?
胃粘膜を保護する栄養と消化しやすい食事。
胃炎や十二指腸炎の原因はいくつかあります。
炎症には急性と慢性があり、急性は暴飲暴食や食中毒、ストレス、薬品の副作用などが主な原因です。
なので、対処法としては
①食事の量を減らす。軟らかく煮た、消化に良いものを食べる。
②ストレスの原因を取り除く。
③薬品の副作用については意志に相談する。
慢性の炎症は不規則な食事やピロリ菌の感染などが原因となります。
対策として、食事の時間を規則正しくし、アルコールなどの刺激物を控え、消化の良いものをよく噛んで食べましょう。
急性・慢性でも、粘膜を保護する栄養を摂ることは効果的です。
キャベツに豊富なビタミンUは、炎症を引き起こす過剰な遺産の分泌を抑え、粘膜を修復する働きがある。
さといもやオクラのぬめり成分は、粘膜を保護します。
潰瘍は、炎症によって荒れた粘膜に傷がつきえぐられて進行するので、
炎症の予防・改善が大切です。
なお、ピロリ菌の感染が原因の場合、薬による治療が必要なので病院で
治療を受けましょう。
おすすめ食材
・だいこん
・おくら
・きゃべつ
・ヨーグルト
・ほうれん草
・精白米
とりたいもの
・ビタミンU
・アミラーゼ
さけたいもの
・胃腸に負担をかける食事