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熊大迷宮物語(HM)過去ログ

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《1989年7月〜》本編のまとめで・・・はなく、9年前の話です。 第1迷宮発見から完全制覇とその後の物語となります。 熊大迷宮物語HM
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#森の小径

1991年8月21日(水)

1991年8月21日(水)

【森の小径:右田 良子・判 祐市・原田 公司・草野 紗江・富田 剛・多田隈 五月】
「善き哉善き哉」
 満面の笑顔を浮かべながら右田 良子がこう口にする。ここはランチ時間の喫茶店『森の小径』。本日もリーマンや大学生たちが多く訪れている。午前中の鍛錬の後、いつものようにここを訪れ、本日のパスタを堪能する右田と判 祐市であったが、自分達が来店した後20分ぐらいして原田 公司と草野 紗江が来店し、その後

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1991年7月10日(水)

1991年7月10日(水)

【森の小径:右田 良子・判 祐市・佐々木 雅美・藤原 静音】
「やっぱり化け物だったわ。私より約2ヶ月ほど早いもん。ちょっとショックだわ」
 大きなため息をつきながら藤原 静音はこのように言葉を漏らした。ここは喫茶店『森の小径』。本日もランチを楽しみに、学生やサラリーマンが数人訪れている。本日午前中は探索を行った王家の紋章部隊であるが、地下3階のサラダバー戦を判 祐市もついにクリアしたので、次回か

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1991年4月25日(木)

1991年4月25日(木)

【森の小径:右田 良子・判 祐市・佐々木 雅美・藤原 静音】
「どうも南東の扉の奥にラスボスがいて、そのクリアぐらいで4階に降りれるのかな」
「まだ北西部分が終わってないけどね」
 ランチを食べ終えて、ミルクティーを軽く口に含んだ右田 良子の言葉に佐々木 雅美が自分の考えを述べる。ここは喫茶店『森の小径』。本日午前中に各自鍛錬を行った後、ランチを一緒に食べるべくここに集合したのである。王家の紋章部

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1991年1月5日(土)

1991年1月5日(土)

【森の小径:右田 良子・佐々木 雅美・藤原 静音・判 祐市】
「じゃあ川口さんも四谷君もOKってことで月曜日の夜に新年会するねー」
 右田 良子が元気な声でこう発言した。ここは喫茶店『森の小径』。本日は土曜日でもあり、のんびりとした雰囲気が漂っている。全員で昼食を食べ終わり、食後のデザートとドリンクを楽しみながら、新年会についての話題を話したのである。
「川口さん19時ぐらいに街につけるって言って

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1990年12月15日(土)

1990年12月15日(土)

【森の小径:右田 良子・佐々木 雅美・判 祐市】
「何だかんだで後2ヶ月かあ」
 右手で髪をくるくるさせながら右田 良子がこう呟いた。ここは喫茶店『森の小径』。日曜日ということもあり、のんびりとした雰囲気が漂っている。本日のパスタを食べ終えて、食後の飲み物を楽しんでいる右田と佐々木 雅美、判 祐市だが、佐々木が先日僧侶鍛錬場話題となった4回生が卒業する件について話したので、それに対して右田が感想を

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1990年9月22日(土)

1990年9月22日(土)

【森の小径:右田 良子・判 祐市・原田 公司・草野 紗江】
「あれ、紗江と原田君だ」
 入り口から入ってきた原田 公司と草野 紗江に気づいた右田 良子がこう口にした。午後12時を少し過ぎた喫茶店『森の小径』。右田と判 祐市はいつものように本日のパスタを注文し、出来上がる時間をのんびりと待っている。
「あ、良子さんこんにちは、判さんもこんにちは」
「判さん、右田さんお疲れ様です」
 右田と判に気づい

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1990年8月7日(火)

1990年8月7日(火)

【森の小径:平山 由美・中元 加奈・高橋 恵】
「疲れたね」
「まあ、仕方なし」
 席についた後で思わず漏らした平山 由美の声に中元 加奈は笑いながら返事を返した。ここは喫茶店『森の小径』。お昼過ぎの時間であり、ランチを食べにたくさんの学生やリーマンが訪れている。平山と中元、高橋 恵も午前中作業を行った後で、ランチを食べに『森の小径』にやってきたのである。3人は学部は違うが大学の同級生であり、同じ

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1990年7月21日(土)

1990年7月21日(土)

【森の小径:右田 良子・判 祐市・佐々木 雅美・葵 さくら・滝 早苗】
「さくらと早苗もいよいよ探索だねー」
 左手に持った紅茶の匂いを嗅ぎながら右田 良子がこう口にした。午後1時半の喫茶店『森の小径』。本日のパスタを食した後で、アフタヌーンティーを楽しんでいた右田、判 祐市、佐々木 雅美であったが、葵 さくらと滝 早苗がやってきたので、一緒に午後のひと時を楽しむことにした。テーブルが5人座ると少

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1990年6月30日(土)

1990年6月30日(土)

【森の小径:右田 良子・佐々木 雅美・判 祐一】
「ふーん、雅美まだ決めてないんだ」
 紅茶をスプーンでかき混ぜながら右田 良子はこう口にした。午後1時を過ぎた『森の小径』、右田と佐々木 雅美、判 祐市はいつものように本日のパスタを食した後のティータイムを楽しんでいる。3人とも4回生なので、来年の3月には熊大卒業となる。卒業後の進路について右田が佐々木に尋ねたのである。
「最初は普通に教員採用試験

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1990年3月24日(土)

1990年3月24日(土)

【森の小径:右田 良子・判 祐市・葵 さくら・滝 早苗】
「とりあえず2人とも1次試験は突破しました。私が戦士で早苗は罠解除士ですけど」
 『森の小径』を訪れ、右田 良子と目があった瞬間に葵 さくらは1次試験の結果について右田に伝えた。午後1時の『森の小径』、いつものように本日のパスタを食した後アフタヌーンティーを楽しんでいる右田と判 祐市の所に、葵と滝 早苗がやって来た。右田と判は土曜日の昼食は

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1990年2月24日(土)

1990年2月24日(土)

【森の小径;右田 良子・判 祐市・葵 さくら・滝 早苗】
「そうですか、右田さんがそう言うんだったら私もやってみようかな」
「私もー」
 葵 さくらが口にした言葉に滝 早苗がこう続ける。お昼を少しすぎた喫茶店『森の小径』。4人は本日のパスタを食した後、飲み物を飲みながらのんびり午後を過ごしている。冒険者組織の2期募集に少し興味を持った葵と滝が先輩である右田にどうしようかと相談したのである。右田は安

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