誤飲・誤嚥がおきたら・・・~夏休みを元気に乗り切ろう③~
二度寝、三度寝が何よりも幸福、どうもふきたです!
今日は以前、重篤になりやすい事故であげた
誤飲・誤嚥について
異物を飲み込んでしまったらどうすればいいのかを書いていきます!
できれば危ないものを口には運んでほしくはないし、予防はしたいけれど
いざ、そうなってしまったときに
どうすればいいのか分からないとならないように覚えておきましょう
①こんなものでも重症化に?事故事例から学ぶ誤飲・誤嚥
誤飲・誤嚥というと
比較的、大きなものや固いものを、危ないものが口に入ったイメージはありませんか?
実は、そればかりではないんです
少しだけ事例を紹介します
・ミルクを吐いてしまってそれが気管に入り
・パンケーキは小さくしたけれど、それでものどに詰まって
・スーパーボールを口に入れていたら、そのまま
・消臭ジェルが美味しそうだったから、ごっくん、腸で膨らみ
・お友達からもらったおもちゃを、カジカジしていたらシールがはがれて
・枝豆を欲しがったから一粒だけあげたら
・安いおもちゃで遊ばせていたら、ボタン電池が外れて、それを
どうですか?
意外と小さなもの、柔らかいものでも危ないものがたくさんあるのです
いろいろな危険性を考えて、危険は排除していきたいものですが・・・
あまり考えすぎると、周りから心配性すぎるとか言われるんですよね
経験があります、胸が痛かったです
私は子どもに関わるときは、心配しすぎなぐらいでいいと思うのですが・・・
②誤飲・誤嚥が起きてしまったら
(1)誤嚥
口に入れてはいけないものが口に入ってしまった場合
すぐに口の中を確認
口に入れたものが中に残っているか確認します
手前にある場合は指で掻き出す
異物が手前にある場合は、指を入れてそっと掻き出します
奥にある場合は吐き出させる
異物が奥にある場合は無理に取り出さず、飲み込んでしまった時と同じ方法で吐き出させます
吐き出した後も様子がおかしければ病院へ
様子がおかしくなくても心配な時には通常の診療時間内に受診しましょう
(2)誤嚥
口に入れてはいけないものを飲み込んでしまった場合
飲み込んだものを確認する
どういった対応をした方がいいものなのか確認する、吐かせていいものの場合は吐かせる
私も経験がありますが、気が動転していると
いつもであればできることが、一切頭に浮かばなくなります!
そんな時は無理せず、上記中毒情報センターやかかりつけ医に連絡するか、
緊急性が高い場合、判断が迷われる場合は119番に電話して指示を仰ぎましょう!
③誤飲・誤嚥時の吐かせ方
舌の付け根を押して吐かせる
口を大きく開かせて、舌の付け根を指で強く押す
気道異物の除去法
どの方法も幼児にも有効な方法となります
乳児や体が小さな幼児の場合は、力加減をしてやらなければならないので
方法を見ておくと、何かあったときに動けるかと思うので、覚えておきましょう!
窒息が疑われる場合には、上記方法を試す前に119番してから行うとも覚えておきましょう!
たとえ、これで異物が無事に出て、呼吸が戻った場合でも
内臓が傷ついたり、中毒の危険がなくなるわけではないので、必ず病院受診をしましょう!
④病院受診時
病院に行く際には、
口に入れたもの、飲み込んでしまったものを持参しましょう
また、何を、いつ、どのくらい飲んだのかを正確に伝える必要があります
残量がわかるものがあれば容器ごと持参してください
受診までに時間が空いてしまう場合は、必ずメモを取りましょう!
このようなことが、ないことが一番!
なことなのですが
いつ、このような事態があるか分からないというのが、育児・保育というものです
いざその時に!!
子どもを助けるために動けるかっこいい大人に、なりましょう!
⇩この記事を書いた人⇩