注目記事 富山新聞10月27日社説「重機操縦者の養成 復旧の推進力向上に必須」
富山新聞の社説を読んでいたら、能登町に災害対応に向けた重機オペレーターを養成する拠点が設けられることになったと書かれていた。
主催の日本笑顔プロジェクトは東日本大震災の支援を目的に発足し、2019年の台風19号で千曲川の氾濫で重機を扱える人が足りず、復旧が遅れた教訓から操縦者の養成に力を入れているという。とても素晴らしい支援だと思う。
3トン未満などの小型重機は被災者の要望に沿った対応が可能だという。被災者それぞれで部分的な現状維持や、建物から取り出して保存したいものがあり、小回りの利く小型重機の役割は大きいという。
また、小型パワーショベル1台で100人分に相当するとされ、雪積時にも活躍が期待できそうだ。
調べてみると車両系建設機械の講習施設は各地にあり、小型車両系建設機械(3t未満)の講習などは2日間の特別教育で2万円弱ほどで受講できるようだ。過去に学生が支援のために講習を受けたという記事もあった。
一般やボランティアに幅広く呼び掛け、操縦可能な人をできるだけ増やすことが望まれると社説では書かれている。
この大量の土砂に対して人力だけではいかんともしがたく見える。
既に免許を持つ人は重機をレンタルして持ち込んで活動している姿をみかけるが、これだけの災害にもっと小型重機や操作できる人が増えてもよいと思う。