ボランティアに参加したいけれど‥と考えている方に
NPOもボランティアを募集している
能登半島地震・豪雨災害ボランティアの募集ですが、石川県の募集は始まった途端にすぐ埋まってしまいます。せっかくボランティア登録したのになかなかエントリーできない。それだけで気持ちが臆してしまうかもしれません。しかし現地ではまだまだ人が欲しいという状況で、規模の割に募集が足りないのではと思ってしまいます。
そこでNPOなどの民間団体が注目されるのですが、社協の活動と民間の活動との連携が難しく、どう併用したら良いのか戸惑うでしょう。特に数日間休みをとってボランティアをしたい人にとっては宿泊の手配にも困る事もあるでしょう。
遠方から来られたボランティアに尋ねると、車で来た人は道の駅に駐車して車中泊したり、車のない人はNPOと社協を渡り歩いて泊まる場所を変えている人もおられます。
私の場合は隣県のため自宅から通えるので、朝社協やNPOに現地集合しても良いのですが、移動の時間やガソリン代がかかるため、連日活動する時はNPOや航空学園に泊まったり、車中泊などして対応しています。
社協のボランティアが取れなかったけれども是非被災地で活動したいという方はこのようにNPOも併用する事も検討してみてください。宿泊できるNPOもあるので是非問い合わせてみて下さい。
女性でボランティアをしたい方へ
女性と男性では体力が異なるので、大きな家具を運ぶのは男性の方が効率的です。なので自分が行ってもあまり役に立たないのではと思われる女性も多いでしょう。ところが案外現地に行ってみると女性ボランティアの姿を多く見かけます。また実際の作業も重い荷物を運ぶだけではなく、災害ゴミを仕分けをしたり、被災宅の掃除や片付け、被災された方のお話を聞いたり、炊き出し、子どもの放課後児童クラブ、イベントのお手伝いなど力仕事があまり必要でないボランティアもたくさんあります。できることはあるのです。
また、社会福祉協議会のニーズを調査されている方、NPO法人の中心になって活動されている方、ボランティアで即席のチームのリーダーになる方など多くの女性の活躍を見てきました。とても勇気づけられます。
年配の方へ
平日のボランティアは若い方は働いていたり学生さんは授業があるのために少なくなります。自ずと定年後の比較的自由度がある方が頼りになります。定年退職直後の60代が一番若く力も頭脳も冴えておりますが、70代以上の方も活躍されています。また、現地の軽トラックはマニュアル車が多いのですが、若い方はオートマの免許限定の方が多くて運転できません。かえって年配の方がマニュアルを運転できるので貴重な存在です。一台でも多くの軽トラックを出動させてる方が効率的な作業ができます。
というわけで、老いも若きも男も女もご自分のできることをしていただきたく、あとは気持ち次第。特に震災に加えて豪雨災害も起きた奥能登では、ボランティアが来ないと自分は見放されたのではないかと心が折れそうになっている被災者もいらっしゃると聞きます。その時、ボランティアが駆けつけて作業する姿はきっと被災された方を勇気づけ、励ますに違いないと思うのです。