この夏マイブームの日本手ぬぐい裏と表と後ろと前と
大きくもなく小さくもない
中くらいの背のおじさんが
中くらいの大きさの声で
「間違えたね」と話しかけてきた
笑うでもなく怒るでもなく
平らなトーンで話しかけてきた
役場の駐車場の入り口は、いつもわかりずらい
直ぐ横に建物への入り口があるのだけど
駐車場の入り口とその建物への入り口の間に
謎のスペースがあって
そこをロープで「さかい」を作ってあるのだけれど
この時期は、そのあたりにコスモスが大きく伸びており
そのロープを隠してしまっていて‥
とうとう
謎のスペースに入り込んでしまった
その様子を見られていたのだ
中くらいの背のおじさんは駐車場の係の
おじさんなのだからしかたない
「間違えましたね」と話しかけてくるのは当然の事で‥
でも、おじさんは知らない
午前中
町内の仕事で高齢者を訪ねる為にTPOを考えて
ティーシャツではなく千鳥越し柄のブラウスを選んだ私が
よそ行きのいいお顔で高齢者宅を10件程まわって来た時
千鳥越し柄のブラウスを「裏返し」に着ていた事を
洗濯のタグをヒラヒラさせていた事を
そして
そんな風に間違えてしまう事など
日常茶飯事の私なのだから
家で昼食をとり
気を取り直し
ブラウスの「裏返し」を直して
役場への書類提出の用事にやって来たその時
千鳥越し柄のブラウスが今度は「後ろ前」になっていた事を
駐車場のおじさんは知らない
ブラウスのなみだ開きが前にきていて
それを
今期マイブームである手ぬぐいで隠している事を
駐車場のおじさんが
「間違えたね」って言ったのは
入り口を間違えた事を言っているだけなの
私が午前は裏返し
午後からは後ろ前という
とんまをやらかしている事まで知らないの
だから私は
言ってやったの
とびきりに弾んだ声で
「まちがえましたね！！」って
でも、おじさんの目を見る事が出来なかったの
その日提出した書類も
一つ不備があり再度又行く事になったの！
たまにある、そんな日なの‥
私の「なみだ開き」を隠してくれた、優れもの
この夏マイブームとなっている
日本手ぬぐいの本です
図書館から借りてきました
手ぬぐいは、ハンカチかわりになったり
色んな形のものをいい感じに包めたり出来る優れものですね
例えば、瓶とかペットボトルとかお弁当箱とか‥
切らないで、少し縫うだけで簡単トートが出来てしまったり
手ぬぐいでブックカバーとか
手ぬぐいでノートカバーとか
楽しいアイディアが盛りだくさんです
あと、「かぶる」方法も紹介されていて
簡単かぶり
現代かぶり
姉さんかぶり
けんかかぶり
ほおかぶり
左ほおかぶり
しのび
吹き流し
と
あったのですが
「しのび」は、「ぬすっと」のようで面白いです
冬場はあたたかいそうですよ
お洋服の「なみだ開き」を隠す物です
とは、書いていないのですが
何やら一本お出掛けのお供に
心強いアイテムである事は
間違えありません
近年は色んな柄が出ておりながめるだけでワクワクします
沢山持っていないですが
今日はどれにしようかと考えるのは
小さな楽しみであります
ちなみに午後、千鳥越し柄のブラウスが「後ろ前」になっている事に
気付いたのは
自宅から役場までの道のりの丁度真ん中くらいのところでした
家に帰って直すと言う選択は選ばず
日本手ぬぐいでやり過ごすアイディアを思いつく事が出来た事
自分で自分を褒めてあげたい？です
日本手ぬぐい
使い込んでいく事を
「育てていく」と言うそうです
使い込むとふわふわに柔らかくなって
色も馴染んでくるそうです
上手く育てられるかしら？
マガジンに追加していただきました😊
心から感謝いたします
🩷コニシ木の子様🩷 「くもがいる」を
🩷あんのすけ様🩷
「くもがいる
「あの夏の句を凍らせて」
「本を寝かせるとより面白くなるのかも？三浦しをんさんの本」
「お気に入りのスカートを」
ありがとうございました😊
最後まで読んでくださりありがとうございました。😊
こうして好きな事出来ている事に感謝です。