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「猫が教えてくれたこと」感想

監督:チェイダ・トルン
製作:
チェイダ・トルン
チャーリー・ウッパーマン
ジャンル:ドキュメンタリー


あらすじ

トルコの古都イスタンブールに受け継がれてきた、猫と人間たちの幸せな関係をとらえたドキュメンタリー。ヨーロッパとアジアの文化をつなぐ地として、数千年にわたって繁栄してきた大都市イスタンブール。この街で暮らす野良猫は住人たちから食料や寝床を与えられ、人々に生きる希望や癒やしを与えながら自由気ままに暮らしている。地上から10センチメートルしか離れていないカメラを使用して猫の目線でイスタンブールの街をとらえ、生まれも育ちも異なる7匹の猫たちと人間たちが織り成す優しい触れ合いを描き出す。アメリカでは1館の公開からスタートして130館まで拡大し、外国語ドキュメンタリーとしては異例のヒットを記録した。

映画.comより

猫はともかく、いまイスタンブールを題材にした小説書いてるので、参考にしたく鑑賞。
ドキュメンタリーが最近面白い。

歴史ある都市イスタンブール

イスタンブールを見下ろす映像が美麗!!
イスタンブールは金角湾という天然の細長い良港があって、交易の要衝となっており、壮観な眺めです。

一方猫たちはもう観光客や店員に媚びて餌をもらう癖がついてます。こいつら!!!
イスタンブールでは野良猫に餌をやるのが割と当たり前みたいですね。
マジで街中いたるところにいます。

猫映画

お分かりと思いますが猫映画です。
ひたすら猫、猫、猫……猫の姿と猫が好きな人間たちの暮らしのドキュメンタリーです。
その中にちょいちょい、イスタンブールの景観が混ざる構成。

イスタンブールは倉庫の荷物とかの中に普通に猫が巣を作って出産したりします。道端に犬と猫専用の水とか置いてある。

イスタンブールの人の話に「猫は神を認識している。人を神の代理人とわかっていて、感謝を忘れない」「猫もまた神の使いだ」とありますが、これはイスタンブールならではですね。
イスタンブールは過去にコンスタンティノープルというキリスト教の本拠地であった歴史があり、その後オスマン帝国により陥落して、イスラム教のモスクにされたりしています。つまり信仰心の高い人ばかりの街でもあるのです。

開発の進むイスタンブールと猫たち

そんなイスタンブールも都市開発が進んでおり、猫の居場所は狭くなってきています。人間たちはそれぞれの理由から猫を守ろうとしています。
イスタンブールが良港であることで、船に乗って色々な猫が世界各地からやってくる。個性的で自由な猫たちがぶらぶらと過ごしているのだ。

日本との価値観の違いや街の風景に圧倒されつつ、猫を愛でる。のんびり見れるドキュメンタリーです。

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