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「2001年宇宙の旅」感想

製作・監督:スタンリー・キューブリック
脚本:キューブリック、アーサー・C・クラーク
ジャンル:SF

あらすじ

太古の昔。1匹のヒトザルは、謎の石をきっかけに武器を使うことを覚え、生物の頂点に君臨する。時は過ぎ、人類が宇宙を旅する時代。米国のある博士は謎の石の調査のため月へ赴く。やがて調査が進む中、石は木星に向けて信号を発する。

Google検索より

SF映画の名作中の名作

2014年には、英テレグラフ紙が、「宇宙が舞台の映画トップ40」をランキング形式で発表し、スタンリー・キューブリック監督の傑作SF「2001年宇宙の旅」が第1位に輝いたという作品。
記事

作品が始まってしばらく暗闇の中で、音楽だけが鳴ってるんですね。ジェルジ・リゲティ作曲の『アトモスフェール』(Atmosphères)です。不気味。

意味深かつ叙情詩的、無駄を省いた描写から、好き嫌いはありつつも、揺るがぬ世界観を構成しています。映像も美麗で、1968年の映画とはとても思えない。

おそらく数百年前の猿人類たちの暮らしの中に、突如不気味な音楽とともに現れた、宙に浮く奇妙な石。

うわああああモノリスだああああああああ!!!

※ゲーム好きなら大体知ってるあの石。

猿人類たちはモノリスから武器を使うことを学び、戦いと争いを学ぶのです……。

時は流れ……未来

ヨハン・シュトラウス2世作曲の『美しく青きドナウ』の響きに乗せて、宇宙ステーションの映像に。
宇宙ステーションに到着したフロイド博士は声紋認証のあと、地球にいる娘と映像通信します。
…これ…60年代の映画ですよ? 当時もちろんテレビ電話なんてありません。どんな発想力なんや……

月面基地へと向かいますが、月では謎の伝染病が流行っていました。またクレーターで発掘された謎の物体「TMA・1」を調査に向かいます。
そこにあったのは、あのモノリスでした……。

18ヶ月後、木星探査船

宇宙船ディスカバリー号は木星探査の途上にあった。乗組員は船長のデヴィッド・ボーマンとフランク・プール隊員、出発前から人工冬眠中の3人の科学者と、史上最高の人工知能HAL(ハル)9000型コンピュータ。
木製への旅路は……暇そう。ボーマンはチェスしたり絵を描いたりするくらいしかやることがなかった。

しかしある時HALが判断を誤り、船長達が彼の思考部を切ろうと決めるが、HALの方もまた、あることを決断し……

【INTERMISSION】。
再び、オープニングと同じジェルジ・リゲティ作曲の『アトモスフェール』(Atmosphères)。
なにこの構成やばすぎる。

そして惨劇が

副船長プールは船外活動中にポッドに衝突されて宇宙服を壊され、人工冬眠中の3人は生命維持装置を切られ……AIの反抗が始まったのです。
デイブ博士は何とか船に戻り、そして木星に向かうのですが……

主人公がそれぞれ違う、人間の進化についてのストーリー

全てを言い切らない、説明しきらない構成と、代弁するかのようなクラシック音楽。考えるな感じろ!シーンがところどころあります。
これが傑作と言われる所以がよくわかりました。そう言う以外にないです。素晴らしい映画!

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