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映画「人類遺産」感想

監督:
ニコラウス・ゲイハルター
製作:
ニコラウス・ゲイハルター
ミヒャエル・キッツベルガー
ジャンル:
ドキュメンタリー


あらすじ

「いのちの食べかた」「眠れぬ夜の仕事図鑑」のニコラウス・ゲイハルター監督が、日本の福島原発事故被災地や長崎の軍艦島を含む、世界70ヵ所以上の廃墟や人々がいなくなった場所だけをカメラに収めた異色ドキュメンタリー。

検索より

記録的なロングランヒットとなった『いのちの食べかた』(07)で一切のナレーション・音楽を排し「食糧」の生産現場を見せ、
『眠れぬ夜の仕事図鑑』(12)では世界の「夜に活動する人々」に焦点を当て、美しい映像のなかにも痛烈な社会批判や、
現代社会に警鐘を鳴らすメッセージが込められた作品を撮り続けるゲイハルター監督。
彼がこの最新作で切り撮るのは、かつて人間の手によって作られ、利用され、やがて人間の都合で放置され、朽ちゆく世界の“廃墟"だ。
これまで通り何の説明もいらない圧倒的な映像美のなか、本作ではついに人物すら登場しない究極の世界観を創り上げている。
約30年前の大雨で湖底に水没し、近年の干ばつによって奇跡的にその全貌を現わしたヴィラ・エペクエン(アルゼンチン)の町並み。
アメリカ・ニュージャージー州の海上遊園地を襲ったハリケーンにより、海へと崩落した巨大なローラーコースター。
そして、日本の高度成長期を支え、最盛期には5000人以上が生活していた
炭鉱の島・端島(軍艦島)の鉄骨アパートの部屋では、時を止めたカレンダーが風に揺れている―。
誰もない廃墟の風景に、まるでその場にいるかのような臨場感と不思議な生命力さえも感じさせられる。
私たちが見ている光景は過去の産物なのか?それともこれが未来の世界なのか?
そもそも人類がこの地球に存在する意味とは何なのか?
“棄てられた風景"が、今静かに語りかけてくる―"

Amazonより

何この変な映画は

また見つけてしまった。

冒頭はモザイク画が雨に濡れて浸る様子が映されてとても綺麗なのですが、
そのあと結構長めに福島が映し出されますので、辛い経験のある方は注意。
オーストリアの監督なので、日本風景が珍しく映ったんでしょう。日本人の私から見ても、自然が侵食する映像の数々は圧倒的です。

一切のナレーション、音楽はありません。一点映像だけ。
美しく退廃的な映像の数々に、凄く見入ってしまいます。画面の前でじいっと隅々まで見て、後日部屋の中で流しておきたくなるような。というか正直言いましょう。アートブックにして一枚ずつ撮ってまとめてほしい。

廃墟&退廃好き特攻

見れば見るほどテンションが上がります。(ポストアポカリプス大好き)
廃劇場、廃病院、廃墟遊園地、ボウリング場に聖堂に寺に坑道!! 砂漠も海も雪山も、わんさか盛り合わせ。
映像が本当にすばらしく、インスピレーションが湧いてきそうな力があります。
監獄島もありますし見所たくさんです。

眠い

おそらく唯一の弱点、音がないのでどーしても眠くなります。
何か家事とかしながら見るのがいいかもしれないですね。

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