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日本の子育てがおかしい理由㉑

子育てがしんどい方は子供に「気」を使い過ぎています。


なぜなら大人は「気」を回復するのがしんどいからです。



①「気」を使うと疲れる

人と人とが一緒にいる集団では必ず摩擦があり、それを円滑にするため気を使います。日本は「リスク回避型」つまり争いを未然に防ぎたい、相手が怒るのを極端に回避したい民族です。

この狭い島国ではそれが生存戦略だったのですが時代が変わり、価値観も多様になった現代、考えを改めなければならないと考察します。

親離れ(祖父母)していない人は気を吸い取る人達です。親(祖父母)に気を使ってもらえなかった分、社会から搾取しようという輩が日本は本当に多いのが日本人の特徴です。

社会からの搾取なのであなたが離れて距離を取れば他の人から気を奪います。そういう人は毎日不平不満を吐きます。確かに不平はありますが日本は極めて公平な国です。水道水が飲める、医療、交通、生活インフラが整った最高の国です。最高の国のちょっとした不平を探すより自分達の国の良いところを海外に発信した方が建設的です。

狭い国なのでみんなで日本を見ると粗が見えるかも知れませんが世界から見れば日本は優秀で豊かな国です。

自国の見直しと尊厳の復活が世の中の愁訴(言葉にならない不穏)を払拭し自身が恵まれている・愛されている感覚が共有できれば気を遣う・気を吸い取れれることが減少すると推量します。



②気遣いは無意識に配分されている

気の合う子供と気の合わない子供がいます。「お腹を痛めた子供だから気が合わないなんでありえない」と反論が返ってきそうですが、反論を言う方の子供は母親に好かれようと子供が気を使っている可能性を示唆します。

兄弟がいる場合、上は言うことを聞いて下とは馬が合わない。または逆の場合が散見されます。

それは言うことを聞く子供には優しく接して、聞かない子供には厳しく接していてそれに母親は気付かず、子供が察している場合がほとんどです。

例)

2歳の次男がお片付けが出来て「○○君凄いね!」

5歳の長男が対抗してお片付け「そんの出来て当たり前でしょ」


そんなこと言ってない、私は5歳の子供にも「○○君偉いね!」と言っていますと言うあなたに質問です。その誉め言葉に込めた気(エネルギー)は2歳児と5歳児で同じ熱量ですか?違うはずです。

子供は親が発する気の熱量の差に敏感なんです。子供は褒められた次男と同じ行動をしたのに貰える賞賛が次男より少ない。頑張れなくなります。また母親としては今まで手をかけてきた歴史があるので次男ほどのエネルギーを長男に与えられないのは当然です(母親が大変なことは子供は解らない)



③気の回復の仕方

自分の時間を作ることが気を回復させます。日本人は動いていないと評価されないという想念に支配されています。母親には「何もしない」時間が必須です。その時間に気を回復するのです。旦那さんは奥さんの何もしない時間を大切にするか家族サービスを考えましょう。

また保育園・幼稚園など他人に預けることは子供にとっても親にとっても大変良い経験になります。是非積極的に預けて休みましょう。

余談ですが子供は親の言うことは聞かないのに良い先生の言うことは聞きますといった事例がよく報告されます。良い先生の条件は「平等である」ことです。一定のルール出来たら褒める。褒める熱量が「平等である」ことが良い先生の条件です。

親は子育てのバックグランドがるのでエネルギーの差し引きを無意識にやってしまいます。昔忙しい時に手間がかかった。身体が弱くて自分の時間を奪われたなど、、、可愛い我が子ながら育ての苦労を無意識が蓄積している分、相手に使える気(エネルギー)が減ってしまうです。

ですが良い先生に子育てのバックグラウンドは存在しません。育ての苦労が無いので平等に評価が出来ます。この平等が子供の心を打つのです。



まとめ

評価を人間がする以上、不公平は必ずおきます。子育てよりも、社会人だとさらに顕著に出ます。社会ではタイトル(職位)でしか人は見られません。タイトルが低くても素晴らしいアイデアや考えを持っている方はたくさんいます。タイトルでしか判断出来ない人は事実が見えていない人です。

逆に言えば子供の教育に必要なレジリエンス(再起力)は人や感情と言った不安定な要素では無く時代の変化・事実に基づいて決断出来る社会人への育成に他なりません。

そんためには親は自分の休み時間を大切にして気を回復して子供に接することが世の中の景気をV字回復させる礎になるでしょう。

気の消耗が激しいのはあなたの動きが激しいのが原因の一つです。ゆったりした時間、森など自然の空間に五感で触れることで焦った気が落ち着き回復に向かうでしょう。もっと無意識を休ませることが子育てには必要です。

子育てを楽しくさせるために楽をしましょう。

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