思考実験と数学の融合~フェルマーの最終定理から覗く哲学の世界~
はい、37本目の投稿です。よろしくお願いします!
いきなりですが、「フェルマーの最終定理」って聞いたことありますか?
数学の世界では超有名な定理なんですが
実はこれ、哲学の世界への入り口にもなるんです。面白いでしょ?
今回は、飲茶さんの「哲学的な何か、あと数学とか」
という本について話したいと思います。
この本、タイトルからして何だか怪しげですよね(笑)。
でも、中身がすごくおもしろいんです!
まず、この本のすごいところは
難しい哲学の話を数学の問題に例えて
説明してくれるところ。
例えば、フェルマーの最終定理を使って
「証明とは何か?」
「真理とは何か?」
なんて問いかけるんです。
ちょっと考えちゃいますよね。
フェルマーの最終定理って、簡単に言うと
「x^n + y^n = z^n という式を満たす
整数の x, y, z は、n が3以上の時には存在しない」
っていう定理なんです。
これ、フェルマーが300年以上前に
「証明があるけど、ここには書ききれないよ」
って言い残したんですが
実際に証明されたのは1995年。
なんと300年以上かかったんです!
そして、驚くべきことに
この定理の証明のために人生を捧げた数学者たちがいたんです。
例えば、ポール・ウォルフスケールという数学者は
40年以上もこの問題に取り組み続けました。
彼は「フェルマーの最終定理を証明するか、
さもなければ狂気に陥るだろう」
とまで言っていたそうです。
そんなフェルマーの最終定理の物語を通じて
「知識はどうやって進歩するの?」
「真理を追求するってどういうこと?」
なんて哲学的な問いを投げかけてくるんです。
文章も軽くて読みやすいんです。
難しい話なのに、まるで友達と雑談してるみたい。
各章も独立してるから、興味ある部分だけ読んでもOK。
これ、結構ありがたいですよね。
この本を読んでると、日常生活の中にも
哲学的な疑問がたくさん隠れてることに気づきます。
例えば、「なぜ1+1=2なんだろう?」なんて考え始めちゃったり(笑)。
ただ、ちょっと物足りないと感じる人もいるかも。
哲学や数学にガッツリ詳しい人には、
「もうちょっと深い話が聞きたいな」
って思うかもしれません。
でも、哲学や数学に興味はあるけど
難しそうで手が出せなかった人には
ぴったりの一冊だと思います。
まとめ
「哲学的な何か、あと数学とか」は
難しい哲学と数学の話を
身近な例を使って楽しく学べる本です。
フェルマーの最終定理から始まって
知識や真理の本質まで。
日常の中に隠れた深い問いに気づかせてくれる
そんな不思議な魅力がある一冊です。
哲学って、実は私たちの日常にすごく近いところにあるんです。
この本を読んで、ちょっと立ち止まって考えてみる。
そんな時間を持つのも、案外楽しいかもしれませんよ。
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