見出し画像

500円をたくさん出して店員を脅かす

何で文字が小さいんですか?と聞かれたから「印刷してみたら小さくなっちゃって、ミスです」と素直に答えた。出店者は各々凝っていて、最果タヒみたいな作品が沢山あった。

そんな中老眼泣かせの小さい文字と気をつけたけどどうしても直しきれなかった誤字脱字の文章と余白のある表紙。ちょっと恥ずかしかったし、数えてないから曖昧だけど7冊くらいしか売れなかった。

1日何にも出来なくたって60点で良いじゃないですか。これは隣の人の売り文句で、半日それを聞きながらこういうフレーズの方がキャッチーでよかったのかなと思った。「苦渋100%」を読んでいると今日は何にも出来なかった、的なことが書いてあって、尾崎さんでもそういう時あるんだと嬉しくなったことを思い出した。エッセーはズルい。一日中スマホばっかり触ってたなとか茶碗洗ってないとか、文章にすれば文学に成り上がるけど、その実ただの怠惰だ。
どこかに生産性のあることをしないとという気持ちがあって、文学フリマに出品することを決めた。大人しそうとか、真面目そうとかたまに言われるけど、誰にも見られないとサボってしまう。10時半とかに起きるし。だから喝を入れないとダメだ。

不完全な小冊子を面白いって言ってくれる人もいてとても嬉しかった。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?