手遅れな恋文
あの人への思いを手放すべき時が来たようだ。
『手放す』なんて文字にしてみると簡単な感じがするけれど、私は必死で、あの人に恋している自分から逃げている。
初めて目と目を合わせた瞬間に身体中に走った恋色の電流。
そっと盗み見た白い首筋、優しげな肩。
笑う時も、謝る時も、目尻と眉尻が下がってしまう
あなたのことが好きでした。
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『手放す』なんて文字にしてみると簡単な感じがするけれど、私は必死で、あの人に恋している自分から逃げている。
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