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冬眠明けです ^⁠_⁠^                【♪ The Rose ♪】

 能登をはじめ豪雪地域の方々には申し訳ないのですが、僕の暮らす瀬戸内ではようやく厳しい冬の寒さが去り、春の兆しが感じられるようになりました。
 冬眠を終えて久々にnoteの街に戻って来ました (⁠^⁠^⁠)
 皆さま、お変わりありませんか?

〈note浦島〉状態からの再スタートです。
 これから少しずつ順番に再フォローと訪問をさせて頂きますのでよろしくお願いします   m(_ _)m


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 まずは、ご挨拶代わりに春の訪れにふさわしい音楽を。

 『ローズ 』
 アンドレ・リュウ・オーケストラ

 今でもよく耳にするロマンティックで美しいメロディだ。

 音楽は音楽として味わえばいいので、作曲者の意図だの曲の背景などを詮索するとかえって興を削がれることが多い。
 アンドレ・リュウの演奏はインストゥルメンタルだけで十分に音楽として楽しませてくれる。

・・・とは言うものの、元々は映画音楽なので、曲の背景となったストーリーは気になるものだ。

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 原曲はベット・ミドラーが歌った1979年のアメリカ映画「THE ROSE 」の主題歌。

 ベトナム戦争中の1960年代のアメリカを舞台に、酒と麻薬に溺れながらも歌いつづけ、27歳で波乱の人生を閉じた女性ロックシンガー、ジャニス・ジョプリン(1943〜1970)を実在のモデルとしている。

 ※ とは言え、今どきジャニス・ジョプリンを知ってる人も少ないだろう


 このジャニス・ジョプリンを映画で演じてみせたのがベット・ミドラーだ。

”the Rose“ (1979年)
詞・曲 : アマンダ・マクブルーム
ベット・ミドラー

 その背景を知った上で聴くと、シンプルに思えた音楽が別の深みをもって迫ってくる。


🌺 The Rose 🌺

 (※ 勝手に訳詞&挿絵  : アダージョ・S)
 
 Some say love it is a river
 That drowns the tender reed

(ある人は 愛は川のようなもので
 柔らかに生える岸辺のあしさえも飲み込んでしまうと言う)

 Some say love it is a razor
 That leaves your soul to bleed

(またある人は 愛は鋭い刃であって
 魂を傷つけ血を流すものだと言う)

 Some say love it is a hunger
 And endless aching need

(あるいは 愛は飢えのようなものであり
 永遠に満たされることのない苦しみだとも言う)

 I say love it is a flower
 And you its only seed

(でも私は思う 愛とは花であり
 あなたはその種のひとつなのだと)


 It's the heart, afraid of breaking
 That never learns to dance

(心が傷つくことを恐れてばかりいると
 けして踊り始めることはできない)

  It's the dream, afraid of waking
 That never takes the chance

(夢は醒めることを恐れてばかりいると
 永遠にチャンスは掴めない)

 It's the one who won't be taken
 Who cannot seem to give

(失うことを恐れているだけでは
 愛を誰にも与えることはできない)

 And the soul, afraid of dying
 That never learns to live

(死ぬことに怯えているだけでは
 生きる意味を知ることはできない)


 When the night has been too lonely
 And the road has been too long

(あまりに孤独な夜が続き
 あまりにも長い道を歩いていると)

 And you think that love is only
 For the lucky and the strong

(愛とは運や力を持った者のためににあるに過ぎないと思うこともあるだろう)

 Just remember in the winter
 Far beneath the bitter snows

(だけど覚えておいてほしい
 厳しい冬の雪の下に眠っていようとも)

 Lies the seed that with the sun's love
 In the spring becomes the rose

(やがて種は太陽の愛を浴び
 春には美しい薔薇の花を咲かせることを)

『あなたが再び歩き始めるとき』
ペンと透明水彩


※【注】
 この訳詞は曲の理解を深めるための個人的作業であり、何ら営利を目的とするものではありません