【子育て日記】離乳食を食べてくれないことにやっぱり慣れないという話
先日1歳を迎えた息子がいる。共働きで子育てをしていて気がついたことシリーズ。子供が離乳食を食べてくれないことにやっぱり慣れない、という話。
5ヶ月を過ぎたころから離乳食が始まって、1歳を過ぎた今では大人の食事よりも味が薄く柔らかいくらいまで食べれるようになった。文章にすると順調そうに見えるのだが、私にとっては子育ての中で1番しんどかったものの一つだ。というのも、「食べない」が基本なのだ。
離乳食が始まった頃は母乳で栄養を得ていたため、離乳食は異物扱い。育児書に書かれている規定量を食べるなんて稀で、お粥を乗せたスプーンを口元に持っていくと口をへの字に曲げるし、しまいには手についたお粥を投げたりして遊び始めてしまう。私は32歳になるのだが、食べ物は残さない・もったいないという考えを強く持っていたため、離乳食後に掃除をしたり大半を捨てるのが耐えられなかったのだ(この時の離乳食の調理は妻が担当していたので、きっと妻の方がしんどかったはず)。
しかし、何ヶ月か続けてみると、息子に変化の兆しが見られて離乳食をあげるのが面白くなってきた。
まず、好きな食べ物が出てきた。息子の場合はイチゴとトマトとヨーグルトだった。次に、スプーンを確認するようになって、赤いものが入っていたり、ヨーグルトの容器からすくったりすると口を大きく開けるようになってきた。色々なものを食べて欲しいと考えて苦手そうなものから順にあげているのだが、机から落としたり、太ももの下に隠したり、食べたふりをするようになった。きっと後半になると好きなものが出てくるはず、と考えているのだろうか。
息子にとって食事は栄養を得る手段ではありつつも、自分が好きなものをどれだけを食べれるのかが大事なのだろう。その目的のために、どうやったら大人の行動を変えられるのか毎食ごと試行錯誤しているように見える。次はどんな工夫をしてくるのかが面白くて、気がついたらしんどく無くなっていた。
今となっては安定して食べるようになったが、食べ物で遊ぶのは変わらずだ。最近はスプーンやお皿を持つようになったので、食事を飛ばす距離が伸びている。食事後の掃除でもったいないなぁと感じてしまうことはあるし、正直なところまだ慣れない。そしてこのスタイルの食事はもうしばらく続きそうである。
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