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「10年日記」を書いています。

結婚してから夫婦揃って始めた「10年日記」も、今年で5年目だ。

私たちの選んだ10年日記は、「石原10年日記」だ。
夫が決めてくれた。

石原10年日記

夫は、結婚する前から日記を書いていた様で、私は日記を書いていた時もあったが、何度やっても続かなかった。

しかし、新婚生活が始まって、夫と2人で生きていくこれからなら、書けるかもしれない!と思い。言ってしまった。「私もやる。」
この後、この日記が日々の重荷になるとは、つい知らず。

夫は、夜のルーティンに組み込み、出張時以外、毎日毎日、飽きもせずに書いている。
私ときたら、毎日毎日、夫に「日記書きや」と言われても、気の向いた時にしか書かない。
数日書かない日もあったが、1週間分ぐらいなら、記憶を辿って書くという技まで身につけた。
夫からは「書かない日があっても、また書き始めたら、それで良い」と励まされ、なんとかかんとか、5年経った今も続けることが出来ている。

とは言いつつも、5年使った日記を振り返ってみると、ほとんどのページが5年分埋まっている。ちゃんと書いてきた証拠だ。たま~に、空白の日が数日続いていることもあるが、こんな日は、記憶を遡れないぐらいサボっていたのだろう。

去年や一昨年、結婚当時の忘れていた記憶さえ、日記を見れば、昨日のことのように思い出される。
それも、夫婦二人で始めたので、お互いに去年の今日はどこに行っただとか、どちらかがこの時期に風邪を引いただとかが、会話の話題になることも多々ある。
そんな時は、同じ記憶を遡ることが出来るので、ちょっとだけ嬉しくなる。

日記は、私たち夫婦にとって、二人して、同じ日々を過ごしてきた証になりつつあるのだ。

それにしても、まさか自分が5年も日記を続けることが出来るとは、思ってもみなかった。一人だと、すぐにやめてしまうクセに、夫に背中を押してもらいながら、続けることが出来たのだ。
もちろん続けるつもりで買ってもらったのだけれど、途中、何度も「もう日記書きたくね~」「めんどくせ~」と思う日も多かった。それでも、振り返ってみれば、日記を書いてきたことに後悔はなく、振り返る楽しさだけが残っている。

しかしながら、あと、5年。なんとかこの日記を続けていかなければならない。

この日記、非常に良いものなのだが、難点が一つあり、それは、重いという事だ。電話帳ほどの厚みがある。重さを量ってみると1.4キロあった。私の貧弱な腕には負担になる。書斎や勉強机があれば出しっぱなしにしておけるのだが、私は机よりも低い位置からこの日記を引っ張り出してきて書いている。
最近、この重さが日記を書きたくない原因なんじゃないか、という事に気づいた。夫は、そんなこと大したことじゃないと言うのだが、筋肉のある君に言われても、説得力は、まるでない。

「あと5年書いたら、次は、3年日記にする。」と、夫に宣言する私なのである。

電話帳程の厚み
サボった為に、記入欄を間違える
あるある

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