佐々木とピーちゃん【読書感想】

このライトノベルがすごい!2022にて1位を取った作品。アニメ化もしている。

佐々木がペットショップで購入したのは、異世界から転生してきた高名な賢者様だった。
『我が名はピエルカルロ、異界の徒にして星の賢者』 
ただし、文鳥。
佐々木はこの可愛らしいペットに「ピーちゃん」と名付けて生活を共にすることにした。


最初は1巻だけのつもりだったのたが、気がつけば勢い余って既刊全9巻を一気に読了してしまった。

本作の特徴はなんと言っても混沌とした人間関係と勢力図にある。

体型的な魔法を扱う異世界
1人1つ特別な能力を持つ異能力者
天使と悪魔
妖精と魔法少女
機械生命体

これらの各勢力の思惑が絡み合って混沌とした展開が続くのだが、不思議と安定感はある。筆者のぶんころり氏の力量の賜物であるのと、ピーちゃんがマジ最強クラスであるのが大きいと思われる。

個人的におじさんの解像度が高く、ハーレムものではないがラブコメ成分はあるという塩梅がとても心地よい。

ちょっと変わったファンタジー物を読みたい人にオススメだ。


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