「宗旦傳授聞書」(3)本文1
宗旦傳授
茶を弄ぶ事
一 夫茶を愛する事和漢とも古より最重し故に鹿苑院殿数寄の道を省略し給ひ代々これを弄びたまひ爾來其の流を汲人多しといへども平人のたやすく翫ふべき事に非ざれば利休に至つて物毎に其理をすこし博く學びてつゝまやかに知り眞を以て草に改むといへどもしかも其古風を撓本意を失はず或は飾をとゞめ法を略し侘人の弄にして樂居の興となせるとなり
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茶を弄ぶ事
一 夫茶を愛する事和漢とも古より最重し故に鹿苑院殿数寄の道を省略し給ひ代々これを弄びたまひ爾來其の流を汲人多しといへども平人のたやすく翫ふべき事に非ざれば利休に至つて物毎に其理をすこし博く學びてつゝまやかに知り眞を以て草に改むといへどもしかも其古風を撓本意を失はず或は飾をとゞめ法を略し侘人の弄にして樂居の興となせるとなり
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