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KPIと変数

KPIとは

KPI(Key Performance Indicator)は、組織や個人の業績を測定するために設定される指標のことです。KPIの設定により、業績を定量的に評価することができ、業務の改善や目標達成に役立ちます。会社として売上を上げるのか、利益を上げるのかを決めて、明確なKPIを定めて”物や人の投資先”を決める必要があります。

変数とは

変数とはKPIが良くなるための要素です。例えば売上を上げるには”営業の訪問件数を増やす”などの要素を変数として個人の目標まで落とし込む必要があります。ここで会社や部門の色が出ます。訪問件数を重視する営業スタイルなのか、小口客をたくさん拾う方針なのか、大口の契約を狙うスタイルなのかなどです。あるいは”社員のスタイルに任せるから売り上げを変数”にするなども考えられます。KPIが大元で社風が決まるはずです。

KPIや変数の注意点

①過大な目標にしない

これは不正を招く可能性があります。例えば目標未達になるから”ミスを隠蔽”、”帳簿をごまかす”などが発生します。チャレンジを促すために高い目標を掲げるのは大事ですが、モラルやコンプライアンス教育が必要で、仮に不正が発生した場合しっかり処罰する必要があります。意外と内々で済ましてしまうことが多いですが良くないです。

②変数の見直しが必要

KPIと変数は本来紐づいていますが、成長段階から安定段階に事業が入ったり、競合や市場自体の成長など外部要因にも影響されるので見直しが必要になります。経営陣はしっかり判断してるが、中間層が理解していないケースがあり”部課長のこだわりや前例踏襲”が悪さをすることがあります。
経営→ミドル→一般と方針を理解し、適切な変数を目標にすることが重要になります。

③間接部門の変数設定

直接部門の営業や製造など売上や生産量・品質異常件数などわかりやすい変数が設定しやすいですが”人事や総務など間接部門”は変数を設定しにくいです。間接部門の方は”自部署のKPIって何だ?”と思われているかもしれません。間接部門は定量的な成果を上げる必要がある部門と、副産的価値を上げる部門があります。前者は経理部門などで経理処理を正しく”低コスト”で出すのがミッションになります。後者は人事部門などで離職低下や採用数などある程度の変数が組めます。よって”低コスト”を目指す部門と、”間接的な組織貢献”を変数にする部門に分かれます。

次回予告

今回はKPIと変数について記事にしました。
次回はミドルアップについて記事にしたいと思います。

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