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第一記憶(その3)

最近自分の最初の記憶についての文章をアップして、その中で、あまり人の「最初の記憶」について書かれた文章を読んだことがない、という意味のことを記した。

しかしあげてしまってから、さて、本当に世の中はこの話題をスルーしているのかと不安になり、ちょっとnoteで検索してみたのである。

そしたら「最初の記憶」とタイトルに含まれる記事だけでも、あっという間に10本近くが見つかり、自分のいい加減さが露呈してしまった。

まぁ、細々やっているnoteだから、誰に迷惑をかけるわけでもないが、何やらちょっとすまない気分ではある。

で、改めて皆さんの文章を紐解いたところ、やはり共通点というか、似た部分はあるようだ。

一つは年齢についてで、だいたい2、3歳の頃の出来事であるということ。
これは個人差はあっても、人間というものがそういうふうにできているのであろう。

もう一つは、やはり衝撃的な記憶であることだ。
風呂で頭を打ったとか、ガラス戸に飛び込んだなどという物理的なことと、親の離婚騒ぎや、理不尽な叱責などの、いわゆる嫌な出来事が多かった。

ちなみにわたしの最初の記憶は、「家族で行った遊園地で、幼すぎてジェットコースターに乗れなかった」
「その時父が、そこんとこ何とかならない?と食い下がった」というものだが、乗れなかったのも悔しかったのだろうが、どちらかというとそのあと食い下がった親父の様子が、何か卑屈な感じだったのが印象に強く残っている。

2歳の自分にそれが衝撃的だったというのならば、それはそれで、ちょっと嫌なガキだなと思うのである。

ちなみにこれはざっとみた中で一番強烈だった記憶。
勝手ながら紹介させていただく。


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