臨月3日前に、死産した話⑫~仕事復帰~
産休明け、早々の仕事復帰。がむしゃらに働く。ココは私の居場所だから。でも時折”思い描いた未来ではない”と言う絶望感に襲われる。
こんにちは。アラサーでワーママ"あおのうさぎ"です🐰。
心の元気な方は読み進めてください。
~第11話はコチラ~
産声のない出産、その後
◆仕事復帰の決断
家にひとりで居ると悲しみに吸い込まれそうになります。"何かしなくては"と思い、仕事復帰することにしました。
職場の人たちには「産休に入ります!」と挨拶をしてお休みに入っていました。
そのため私が復帰すると長男のことを聞かれるだろうと思いました。普通の人は、きっと元気な赤ちゃんが生まれたから復職したと思うのだろうと。
そこで、上司から事前に"長男がお空に逝ったこと"を同僚全員に伝えてもらうことにしました。
職場には同じフロアに50人以上います。そのひとりひとりに、長男のことを説明する気力がひとつもありませんでした。
◆産後6週間での仕事復帰
産休が終わったので、仕事復帰しました。育てる赤ちゃんがいないので、「育児休暇」は取得できないのです。それまで考えてことがなかったのですが、死産したたくさんのワーママたちは、このタイミングで仕事復帰しているのでしょう。
心も体も完全には回復していないのに。
◆仕事復帰の挨拶
この日はリモートワークの日でした。
何と挨拶したかは忘れましたが、たくさんの同僚が拍手してくれました。「おかえりなさい」と言うコメントもたくさんもらいました。
あぁ、私の居場所はココだ。居場所があって良かった。心からそう思いました。
◆"働く"と言うこと
働いてみると、体力がかなり落ちていることに気づきました。それでも毎日働いて、長男のことを考える時間を減らしました。忘れる訳じゃなくて、私の日常を取り戻すために。
働いて働いて、そしてまた働く。
でもふと"なんで私は働いているんだろう?"と涙が出るときがあります。
仕事内容の不満は全くありません。でも思い描いていたキラキラした未来ではないからです。
本当は今ごろ、元気な長男を抱いて忙しくしているはずでした。そう思いながらそれでも働いています。
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