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連絡帳をやめ予定表を配布〜意図とその効果①〜
はじめに
先週から連絡帳を書くことをやめ金曜日に1週間の予定表を子供たちに渡すようにしている。
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今回のnoteは、その意図と実感している効果について載せていきたい。
1週間の週の予定表を配る意図
私は、3年生に、連絡帳の代わりに1週間の予定表を配るようにし始めた。その意図は、以下の通りてある。
1.連絡機能について
①忘れ物の減少
②保護者の負担軽減
2.目標について
①1週間の目標を常に目にし、意識し続けることができる
②目標に対する手段を評価改善できる
③目標自体を評価改善できる
3.学習について
①その日の学習の反省
②学習を自ら計画的に進めることができる
③学び方の評価改善
④やるべきことの整理
それでは、それぞれどのような仕掛けを施すことによって、上記の意図を達成することができようにしたのかを話していきたい。今週は、1.連絡帳機能における意図と仕掛け、その効果について述べていきたい。
1.連絡機能について
1週間の予定表を配り、毎日宿題だけ以下のように書くようにしている。
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これは、全てを親切に書き、配ってしまうと、結果として子供がその予定表を意識して見なくなるのではないかと感じたからである。あえて大切な連絡や持ち物は書いて意識することができるようにしている。
ねらい①忘れ物の現象
まず1週間の予定表を配るのは、忘れ物の減少をねらっている。これはどのように仕掛けているかと言うと、予定表の中に1週間分の持ち物をあらかじめ書いておくことで、前もって持ち物を持ってくることができるからである。これによって持ち物を持ってくる機会が多くなることで忘れ物を減らしている。
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現に今週の忘れ物下児童は0と言う結果であった。
さらに、本学級では、天気を調べて伝えるということを係の仕事の1部としている係活動(今年は暑さのあまり、体育特にプールができるか気にして作り出した仕事)もある。その子たちの調べによって、
いつ習字道具を持ってくるといいか
いつ絵の具を持ってくるといいか
というように自分で持ち物を持ってくる日を調整できることも忘れ物が減っている要因の1つだと考える。
さらに、持ち物を同じ日に複数のものを持ってこないように、子供も意識をし、私も意識をするようになった。
持ち物に対して持って来なければいけないものという受け身の姿勢から、自分で考えて持ってくるものというように、持ち物に対する意識が変わったことも成果の1つにつながっていると考える。
ねらい②保護者の負担軽減
保護者と喋っているときに、
3年生になると連絡帳は毎日チェックしなくてもいいですかと言われることが何度かあった。つまり保護者からすると毎日連絡帳を確認する=忘れ物を毎日確認してなくすということで、毎日のタスクが負担に感じているのではないかと思った。
そこでこの負担を軽減するためにも、1週間の予定表を配ることで、1週間の持ち物を保護者が土日の1回だけ確認することができるようにした。
これは保護者からも、
1週間の持ち物を計画的に持たせることができる
印刷をして冷蔵庫に貼っておくことで、いちいち子供のランドセルを開いて確認する必要がなくなった
など、評判が良かった。またこちらも1番大きく声が寄せられたのが、
テストの予定が金曜日にはわかるので、子供と一緒に復習がしやすい
ということであった。
中には、学年便りや学校便りよりも予定表の方が実用的ですという声もあった。
まとめ
次週は、
連絡帳をやめ予定表を配布〜意図とその効果②〜として、予定表に込めた目標についての意図、効果、仕掛けを述べていきたい。