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QNKS けテぶれ 算数の実践を中心にあげていきます。

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漢字QNKSから漢字けテぶれへ

はじめに 本学級では、漢字ドリルで漢字についての理解を深めたのち、漢字けテぶれを行い、テストをするという過程で行っている。 漢字ドリルの指導で大切にしたい価値 漢字ドリルで漢字の理解を深める過程について進め方を1学期の途中で変えた。 初めはみんなで手を出して空書きして、3回指で漢字ドリルの漢字をなぞって、それからドリルを書いていた。 漢字ドリルを用いてみんなで一斉に学ぶということにどんな教育的価値を期待していたからと言ったら以下の通りだった。 その漢字だけについて学ぶ

    • けテぶれ 分析改善月間

      はじめに本学級でけテぶれ学習を行っている。1学期は、この学習の良さを子供たちが感じ、この学習方法を使った学習習慣をつけることができた。2学期はけテぶれ学習の質もさらに上げようと、1ヵ月ごとに計画も改善したり、分析を改善したりすることをねらっている。このように何について意識するかを焦点化して取り組むことで、子供たちの意識も取り組む姿勢も変わってくるのではないかと考えた。 9月に行った計画改善月間ここでは9月に行った計画改善月間の取り組みについてもリンクを載せる。ぜひ興味ある方

      • 何倍でしょう?②〜関係図の導入〜

        1.はじめに何倍でしょう?①では、ツッコミを入れたくなる問題を提示し、数量関係をとらえることができるようにしたり、いくつ分というものが何倍という意味と同じであるということを理解できるようにした。何倍でしょう?②では、関係図を正確に書くことができるよう、指導の過程を工夫して行ったことを紹介していく。 2.関係図を理解するためにゲーム感覚で導入 下の資料のように関係図を関係図マシーンという機械のようにして、子供たちに提示をした。 この時、不完全な問題②を用いて、 娘の年齢3

        • 何倍でしょう①〜子供のツッコミを生かした導入〜

          はじめに何倍でしょう?という単元は、子供たちが苦手意識を持っている割合の導入と私は考えている。そのため、関係図を使って数量関係を整理したり、「何の何倍は何」と数量関係をとらえれたりすることが大切だと考える。 そこでここからは、どんなことを意識して、授業を構想していったのかを①と②に分けて述べていきたい。 もとにする数を捉えるための導入割合の授業をするときに、何をもとにして何を比べているのかを捉えることが大切である。 しかし、子供たちはもとにする数が何なのかどちらがもとにする

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        漢字QNKSから漢字けテぶれへ

          算数科「円と球」第1時〜不平等な場面設定を通して〜

          単元「円と球」の学習で子どもたちが夢中で探究する姿を引き出せないかと考え、導入の工夫を行った。今回は、この導入について記していく。 問題場面を知るはじめに、 みんなで仲良く玉入れをするよ と言い、紙で丸めた玉を牛乳パックの箱に入ったら勝ちという設定を伝えた。 子どもたちは面白そうと、活動に意欲満々だった。そして、 どんな玉入れにしたい? と問うと できればクラスみんなでこの遊びを楽しくやりたい という思いを引き出すことができた。それではこの願いを叶えるゲームを具体的に話して

          算数科「円と球」第1時〜不平等な場面設定を通して〜

          UKD法〜カード実践における発展問題の作り方〜

          はじめに主体的で対話的で深い学びの実現を目指し、最近では個別最適な学び、協働的な学び、複線型授業、自由進度学習、自己調整学習など様々なワードを耳にするようになった。 それと同時にこれらの授業を見る機会も多くなってきました。その中で私は、先生方がたくさんのプリントを準備して授業に臨み、その授業で子供たちが 先生!この問題全部解いたらいいんだよね? と意欲満々な姿を何度も見ることができた。しかし、この姿を見て、私はこの子供たちは主体的に学んでいるのか?と疑問を持った。 主体的

          UKD法〜カード実践における発展問題の作り方〜

          けテぶれ 計画改善月間

          はじめに今年3年生を受け持ち、けテぶれ学習を4月から始めた。子どもたちは新しい学習の仕方に けテぶれ学習すごく面白い もっと早くやりたかった 保護者は、 学習をするのに目標を持って学習をしている 意欲的になった 自信をもてるようになった とても反応は良かった。 成果は出ているものの、私は計画と分析をもう少しブラッシュアップできるのではないかと思っている。それは、計画で 300点取るぞとか 止め、はねに気をつけて書く とか、何のために、どのように目的や手段が書かれていないものが

          けテぶれ 計画改善月間

          重さ、長さ、かさの単位QNKS

          はじめに3年生算数「重さ」の単元で学ぶ単位の関係の学習は一般的に暗記のイメージが強い。 昨年6年生を受け持ち、様々な単位を暗記してきたことで、1L=1000mLや1L=10dLなどを忘れ苦しんでいる姿を何度も見てきた。 このような子どもたちには、 生み出せる知識は生み出せばよい そんな経験や意識を持たせたい。 今回載せる実践はそう考えて行った実践である。この実践は、通常の算数の1時間と探究的活動での1時間を合わせて2時間で行ったものである。 Q1 どんな仲間?まずはじめに、

          重さ、長さ、かさの単位QNKS

          学習の手引き〜カード実践・けテぶれ・QNKSを生かして〜

          カード実践とけテぶれ、QNKSを入れた単元内自由進度の学習の手引きを作りました。 実践済み単元内自由進度の学習の手引き 未実践単元内自由進度の学習の手引き

          学習の手引き〜カード実践・けテぶれ・QNKSを生かして〜

          問いを生む仕掛け〜算数 QNKSのQを重視した実践〜

          はじめに今まで授業をしていて子どもたちが問いを自ら持つことが難しいのではないかと思うことが多々あった。むしろ、問いは与えられるものと考えている子もいると感じた。 それは、 今日のめあてはなんですか?? と聞いてくる子が多かったところからそう感じた。 この姿は、積極的に授業に関わろうとしているのかもしれないが、私はその姿を受け、問いを生む意識は低く受け身だと感じた。このことから、 問いはうまれるものでなく、うむものということを子どもに浸透させたいと 一年間の目標ができた。 そこ

          問いを生む仕掛け〜算数 QNKSのQを重視した実践〜

          発展的思考へのQNKS〜UKD法を用いて〜

          第1章 はじめに私は、統合的・発展的に考えることができる児童を育てていきたいと考え、数年間研究をしてきた。統合的・発展的に考えるとは、異なる事柄をある観点から捉え、共通点を見いだして一つのものとして捉え直すこと、また、絶えず考察の範囲を広げて新しい知識や理解を得ようとすることである。 今回は、発展的思考である、絶えず考察の範囲を広げて新しい知識や理解を得ようとすることについて考えていきたい。 第2章  Q 発展的思考を生む問いはじめに、発展的思考を生む子どもの問いをどのよう

          発展的思考へのQNKS〜UKD法を用いて〜

          3年生算数「長さ」と「おもさ」QNKS〜トラブルから起きた学び〜

          はじめに 3年生の2学期の算数は「長さ」の単元からスタートする。始めは、メジャー(巻き尺)を用いて身の回りの長さを測る。 メジャーは物差しの延長 私は、そう捉えて、様々なものを測る活動をスタートした。 その時、想定していたつまずきは、30メートルのメジャーで測れない長いものはどうするか それくらいであった。 それも、物差しの経験を生かして、 つなぎ合わせる という考え方があることをおさえて、いざQNKSをもちいて活動を始めた。 Q 教室の縦の長さは? 教室の長さはど

          3年生算数「長さ」と「おもさ」QNKS〜トラブルから起きた学び〜

          アルファベットQNKS✖️けテぶれ

          3年生になると2学期にアルファベットを学習する。その時、1学期に磨いた 漢字を理解するための過程、漢字QNKS https://note.com/witty_cougar2775/n/n526568341776 書写のお手本に似た字を書くための過程、書写QNKS https://note.com/witty_cougar2775/n/n2cbadede4f12 の力をアルファベットの字を理解する過程でも生かしたいと考えた。 Q アルファベットを正しく書こう 初めてアルファ

          アルファベットQNKS✖️けテぶれ

          機能する目標の作り✖️目標達成への手段けテぶれ

          はじめに 2学期のはじめ、子どもたちが2学期頑張りたいことを一生懸命書いていた! しかし、その目標は2学期末に覚えているだろうか?私の経験上、教師が何か仕掛けない限り覚えている子は少ない。また、2学期の大きな行事を目標にしている子も多く、終わってしまうと目標を失ってしまう。なかなか目標として機能していないのが現実だと思う。 そこで、機能する目標をつくるための私の仕掛け6を紹介する。 仕掛け1 大きな目標と小さな目標を立てる 私は今まで、学習面、生活面と目標を立てるという

          機能する目標の作り✖️目標達成への手段けテぶれ

          書写QNKS✖️けテぶれ

          はじめに 前回、まとめた漢字QNKS↓ を用いて書写でもQNKSの流れで実践を行ってみた。ここからはQからどのような流れで指導をしたか紹介していく。 Q お手本のように書くためには? 習字を始めたばかりの3年生の子どもたちは、 お手本のように書きたい いつでもそう願っている。 しかし、実際に書写(習字)の時間には、 お手本が机にのっていない子、お手本を見ていない子、逆さまになっている子とお手本をあまり意識していない姿をよく見た。 この姿から願いと行動に矛盾が生じている

          書写QNKS✖️けテぶれ

          係QNKS✖️係けテぶれ

          QNKSが内化 9月2日、2学期がスタートした 子供たちも、2学期への意欲が大変すごかった。そして、さっそく始業式の次の日、係活動を決めた。 私が「2学期もクラスを盛り上げるような係活動を行いたいね。どんな係を作るとよいか考えていこう」言った。すると、子供たちは私のこの発言に対して「Q捕まえた」と言った。私はこの時何を言ってるのかよくわからなかったが、ある子が「次は、Nだね」と言ったので、 Q N K SのQのことだと気づくことができた。QNKSは子供の中に確実に内化してい

          係QNKS✖️係けテぶれ