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書写QNKS✖️けテぶれ
はじめに
前回、まとめた漢字QNKS↓
を用いて書写でもQNKSの流れで実践を行ってみた。ここからはQからどのような流れで指導をしたか紹介していく。
Q お手本のように書くためには?
習字を始めたばかりの3年生の子どもたちは、
お手本のように書きたい
いつでもそう願っている。
しかし、実際に書写(習字)の時間には、
お手本が机にのっていない子、お手本を見ていない子、逆さまになっている子とお手本をあまり意識していない姿をよく見た。
この姿から願いと行動に矛盾が生じていると感じ、この現象をどうにかしたいと考えた。そこでやってみたのがこの実践。
この実践は、前回発信した、漢字QNKSで伸ばした力漢字の特徴を捉える力を生かして、お手本やお手本動画から情報を収集できるようというものだ。
まずはじめに、
お手本のように書くというみんなの思いを叶えるためにどこを見たらいいかな?と問うと、
漢字QNKSでの視点以外にも、書写をならではの視点が出てきた。それでは、どのような視点に着目したのかを説明していく。
N 何に着目して情報収集するか
お手本のように書くというみんなの思いを叶えるためにどこを見たらいいかな?と子どもに聞くと漢字QNKSの視点とは別に、このような視点が出てきた。
6つの視点
1.どこからスタートしてるかどこで終わってるか部屋を意識する
2.線が斜めかまっすぐかに注目する
3.線の太さに注意する
4.止まるところに注意する
5.筆の先の向きに注意する
6.動画から筆を動かすスピード
その後、この視点を生かして子どもたちは動画やお手本から得られる情報を収集していった。
すると子どもたちはこの6つから得られる情報を収集するためにお手本や動画を何度も何度も見ていた。
今回は5分と時間を多く取れなかったため、6つ全ての視点ではなく、1.2個の視点に絞りやってみることにした。その結果、以下のようにお手本や動画から情報を収集することができたら。
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K 収集した情報を組み立てながら
Kの組み立てでは、Nで収集した情報をカゴ文字を書くときに生かしていった。すると、一画一画お手本に書かれている情報をしっかり見て確認し、それからかご文字を書いている姿が見られた。まさにこれが思いと行動を一致させた瞬間だと感じた。
S そしてけテぶれサイクルへ
Sのまとめる・表現する過程では抜き出した情報を基に半紙に力という字を練習していく。その時の子どもたちは、自分のお手本にたくさん書いた情報を一画一画よく見て書いていた。
ここからは、
いかにお手本のような字を書くかか
できる学び、けテぶれサイクルを回していった。来週は清書に差し掛かる。
けテぶれサイクルを回し続ける子、途中QNKSへ移行し、力という文字の理解を深めてからけテぶれサイクルを回す子とバラバラになっていくだろう。どんな力を書いてくるか楽しみである。
今後へ
次は、書写QNKSだけでなくけテぶれサイクルの解像度を高め、より効果的にこのけテぶれサイクルを回せるよう考えていきたい。そして、
お手本のような字を書きたい
この習字を始めたばかりの3年生の願いを叶えていきたい。