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(駄作です)【1分で読了!即興小説】夜の繁華街

【前置き】

ここ最近、スランプでございます。
書いていてワクワクしないという意味で。
ただ何となく書いているという状況。

駄作が続きます。

【お題】

どうあがいても「うりゃあ!」


【本文】



囲まれた。


繁華街の路地裏。
逃げ込んだ場所が悪かった。

せめてもの救いは、
この薄暗さと、夜の人通りの多さ。

相手の人数は十人は越えているだろう。
どこかの建物の中に隠れるのもありだが、おれには時間がない。

この路地裏の近道を使って、
一秒でも早く、おれを待っている仲間の元へ、走らなければならない。


相手はサイレンサー付きのハンドガンを所持している。
やくざの癖にコジャレた装備をもってやがる。
そんなわけで、周囲に遠慮なく、発砲してきた。


曲がり角に差し掛かろうとしたときに、突然目の前に一人のやくざが出現した。
おれは咄嗟に、近くにいたホームレスを盾に弾丸を防いだ。
幸い相手の命中率は悪く、ほとんど弾丸は逸れてくれたが、数発はホームレスに当たり、ホームレスは倒れた。

ヤクザが弾の補充をもたついている隙に、
側にあった鉄パイプでヤクザの頭をかち割った。

ヤクザの遺体をそのままにしておくのは不味いので、近くのポリバケツに突っ込んでおいた。


ところが、

ヤクザは生きているようで、何度も蓋を閉めても、すぐに開けやがる。

閉める開ける閉める開ける閉める開ける閉める開ける…

イライラして

「うりゃあ!」

と、叫びながら蓋でぶっ叩いて、とどめをさした。


しかしまた、ヤクザはポリバケツから顔を出した。


これを三回ほど繰り返して、
やっと死んでくれた。

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