ミドル世代が納得する転職をする為に_010_面接は互いの条件の擦り合わせ
新卒採用面接はどうしても採用する側、される側という捉え方になります。入社する側、入社してもらう側とはなかなかなりません。でも、中途採用で採用枠が一つとなると、会社によって状況が変わります。企業側から見て応募者が多く選び放題か、なかなか応募がなくて企業側が苦しんでいるか。
中途面接って、私はBtoBの提案営業みたいなもんと思います。もちろん商材は自分です。提案して他社よりも良い商材であると売り込む。まさしく営業です。だからこそ「なんでも出来る」なんて言ってはいけません。商材売る時「御社のどんな要望にも対応出来る商品です。」なんてオールマイティな事を言うことはないでしょう。この商材はメリットもあるけどデメリットもある。でもこの商品のメリットは御社の課題解決に見事に対応出来るんです、って営業してませんでした?無理やり風呂敷広げて納品したら苦情来ましたよね。自分がその会社に転職して合わなかったら、苦情じゃなくて自分が苦しみますよ。
クルマだって、レクサスは素晴らしいクルマですが万人から受け入れられるかといったらそうではない。軽の方が取り回しがいいとか運転のしやすさで選ぶ人もいる。
目指す企業がどんなステージで今どんな人材を募集しているのか?それには自分は許容範囲内で自分自身を加工して納品できると思ったら進めていくだけです。ミドル世代は色んな道を歩いてきたんですから、みんな違うはず。みんな長所も違えば、能力発揮できる環境も違う。それを活動中に『自分は何者か』をはっきりと認識して、解像度高く職務経歴書に書き、堂々と面接=提案営業してください。参考になれば幸いです。