47歳、はじめての転職_043_○○歳転職限界説の記事を読んで
この年齢で転職活動していますと、○○歳転職限界説という記事を思わず目がいきます。例えば ↓↓↓
このデータには2つの論点があって、
1.40代〜50代は団塊ジュニア世代であり、そもそもの母数が多い。
2.記事を書いている人は誰?ポジショントーク?
団塊ジュニア世代の人数は、例えば1973年生まれ(48歳)は209万人。2009年生まれ(12歳)は107万人。約半分です。
エージェント業界としては、40代後半の母数が多い世代を狙って営業を仕掛けるというのは、真っ当な戦術です。
『40代の年収400万円』と『20代後半の年収400万円』比較しても、転職成約時の売上(エージェントが手にするフィー)は同じです。フィーは成約年収×〇%によって決定します。となりますと、どっちが成功確率が高いか低いかの話。40代の転職希望者当人にとって年収ダウンになろうがどうしようが、そんなのは関係なし。成約する事が重要KGIとなると、どっちが効率がいいかということになります。
(もちろん、上記のようなエージェント会社の方ばかりではありません。私がお世話になった会社のように、人と向き合い、今後の人生観にも耳を傾けてくれる会社もあります)
「40代~50代の転職希望者が激増」といいますが、母数はどうなんだ?と。団塊ジュニア層が今ここにちょうど合わさっているので、増加するのは当たり前です。市場があるという観点でみると、団塊ジュニア層をほったらかしにする必要性はどこにもありません。ここには、年収1,000万から400万くらいまでゴロゴロいます。20代後半層は、社会人キャリア年数から考えると年収1,000万は少ない。母数は40代の方が圧倒的に多い。さて、あなたがエージェント会社の社長ならどんな戦術を取りますか?40代の転職はもう厳しいですよ、無理しなさんなって。今の会社にしがみつきなさい、とでも言いますか?
個人それぞれにフォーカスすると、まだまだ転職出来る機会がある事と、希望年収が担保されているかどうかは全く別物です。あなたは、40代かもしれませんし、30代かもしれませんが、あなた自身は、この年齢層のかたまりのひとつの括りではないはずです。経理の経験かもしれないし、企画や営業等、様々な経験をしてきた、人と比べるものではない経験がある、固有のおひとりです。
転職市場は1~2個の椅子取りゲームです。新卒の採用とは違います。必ずドンピシャであう会社があるはずです。
負けずに頑張りましょう!ご参考になれば幸いです。
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