失業保険をもらいながら、時にふらふら時にボーっと1年過ごしていた40独女の話②
①では退職についてお話してます。
②はそのつづきです。
エネルギーを注ぎすぎてカラカラ状態になっていた所、仕事中にプツンと糸が切れるといった表現がまさに。
不思議と途切れた音が聞こえたんです。
『あ、ダメだ。辞めよう。』
それはバックヤードの光景を見てのことでした。
週3の仕入れに荷出しが追いつかず毎回、日の目を浴びずに裏で枯れゆく名産地のお花をどーにもできないワタシに嫌気が差したから。
なんでだろう。
どうしてだろう。
当時は疑問と怒りばかりでした。
今じゃ恥ずかしいほど毎日、イライラしてしまっていた。
店頭に出すだけなのにそれすらできない。
商品化することもできない。
農家さんの思いが詰まったお花が世に出せない。
誰も手をつけようとしない。
なんでだろう。。
そのなんでだろうがつもり積もって、溢れて、途切れたんだと考えます。
産地にこだわって仕入ていたお花。
どれも一級品でした。
きっと、数多あるお花屋さん、フローリストさん、フラワーデザイナーさんみんな欲しいと思うし、絶対素敵にキレイに活けて生かされるんだろう。
って。
そんな名産地のお花がほぼロスしていた状況が続いていたから。
心が折れてしまったのです。
①のお話でもワタシの性格難をお分かりいただけたと思いますが自責が強すぎる。。笑
どうぞ、笑ってください。
勤めていたお花屋さんは日々、忙しない駅前でお急ぎの接客をこなすこと、週替わりのVMD展開、補充と新たなレシピや販売施策のブラッシュアップ対応、社内コンテストへ挑戦、、、など
正直、ワタシはいっぱいいっぱいでした。
そんな小さな心しか持ち合わせていないワタシでも店では中堅。
前任者から引継ぎCS(顧客満足度)リーダーを任されていたのでした。
お気づきかとは思いますが、ワタシにリーダーは務まらないのです。
なぜなら自分責めして追い込んでしまうから。
あぁ、ゆっくり考えて仕事したい。
お花もゆっくり観察して商品作りしたい。
もっとゆとりある接客がしたい。
笑顔でいたいのにいられない。
社内で上位をめざしたいからリーダーとしてみんなを引き上げなきゃ。
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とか。不安、イライラ、憂うつ、焦燥感、自責の念で潰れていました。
できないことばかりに注視していたワタシはすっかり、花仕事を続けていく気力を失ってしまったのです。
そんな様子は見せることなく、
微笑み鬱状態でいながら人事考課のフィードバックの季節がやってきた頃。
店長から『社員試験受けてみませんか?』
の声掛けをいただく。。
※あ、①②読んでいて社員じゃなかったの?ってお思いだとおもいます。
詳しくは③へ続きます。