介護ってなんなんだろう⑤
母の認知症の退院後の介護施設探し。
ある施設の見学を弟と行き、詳しく諸々の説明を受け立地のわかりやすさと相談員の方の人柄に親しみを感じここに決めようと仮入所の手続きをした。
後日契約日を決めましょう、と連絡があり一週間後の日にちを指定される。
えっ、そんな急に契約しなければいけないの?
見学した際に入所はそんなに慌てていない、と伝えたはずである。
それならば次の週にしましょう、とのたまう。まあ、その週なら予定もないし、と承諾するが契約すると決めた日にちの前日に入所する本人である母と面会するという。
「大丈夫だと思いますけど、ご本人にお会いしますね」
そう言うのであれば見学の際に私と弟が説明した母の状態でも受け入れるつもりだろう、と解釈していた。
それから施設の相談員から母と面会した旨の連絡あり。
「認知症がだいぶ進んでいて会話が成り立たないですね。以前暴れたり大声出したりしたと診断書に書いてあるのを見ましてね。お母様は体が大きめで病院でも二人がかりでの介護とか。うちでは介護士の人数が足りないのですみませんが契約は延期ということで。」
はあ~そうですか、、
それ、既に説明しましたよね、、。
確認のために面会したのかしら?その時やんわり断ってくれればよかったのに、、泣
延期ってなんなん。認知症がよくなるわけじゃあるまいし介護の負担が軽くなるように母が痩せれば受け入れるのだろうか。
どこの施設も人手不足なのは十分承知であるし、自害他害の恐れは避けたいのはわかるがなぜ一度でも受け入れようとしたのだろう。
すぐ契約に結びつけようとしたのも経営の問題もあるだろう。
介護施設の裏側を見たようですごく勉強にはなったのである。