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実際の寝心地

 水曜は、八軒自然科学クラブの思い出話です。今回も、サマーキャンプで行った掘っ立て小屋宿泊体験を書きます。
 当然ながら、指導員である私も、掘っ立て小屋を建てて泊まっています。ですから、掘っ立て小屋で寝る感覚も分かります。
 掘っ立て小屋で寝るのは…とってもワクワクします。
 掘っ立て小屋とは言え、自分で建てた小屋に泊まるんですよ。これがワクワクしない訳がないじゃないですか。
 もう少し冷静に書きますと、私の場合、自分の身体が入るギリギリの大きさで、A型テント風の掘っ立て小屋を建てていました。そのため、足の方は、屋根を葺いた雑草が触れるくらい狭いです。頭の方も、目の上10~15cmくらいの場所に天井の雑草が見えていました。本当に狭いです。
 でも、この狭さがイイ!
 閉所恐怖症の方は辛いと思うのですが、私は、この狭さが何か落ち着くのです。自然と一体となっている感じがしますし、そもそも狭い空間って何と言いますか、「中二病」的な楽しさがあると思いませんか?
 図工や体育で使うため、教室にダンボール箱を置いておくと、その箱の中に入ったり、箱の陰に隠れたりする子(主に男子)が必ずいます。だからコレは、私だけではなく、割と一般的な感覚じゃないかな…と思います。
 話を戻しましょう。
 実際に寝てみると、寝心地も悪くありません。子供たちは、床に敷く雑草の量をケチる事が多いのですが、私は、た~っぷり敷きますから、『アルプスの少女ハイジ』に出てくる「干し草のベッド」状態です。残念ながら干し草にする時間は無いので、ひなびた香りではなく、新鮮な青菜っぽい香りがしますが…とにかく、ふっかふかなのです。
 何回か行った掘っ立て小屋宿泊ですが、どれも毎回ぐっすり熟睡できました。もう、サイコーです!

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